[大語山/daigosan]
-80年代サブカルチャー人名辞典-


[
ル レ ヲ ン]


■はじめに。 

このコーナーは,もっとも日本の文化が混沌で爛熟していた1980年代を語るに避けられない人物を各人が成し遂げた功績を含めてただ羅列しただけのものであります。ここに書かれてある情報の真偽については一切保証いたしませんが,それでもよろしければどうぞご自由にお使いになってくださいませ。

このページは
radiodAze内の一コンテンツです。


ア 

愛染恭子
相原コージ【Aihara Koji】 漫画家。1963年北海道出身。本名・相原弘治。高校卒業後、漫画家を目指して単身上京。日本デザイナー学院漫画専攻科を経て,1983年「漫画アクション」誌上に「8月の濡れたパンツ」でデビュー。1985年「ビッグコミックスピリッツ」に「コージ苑」を連載開始。青年コミック誌上に大胆なギャグを展開。特に"4コマ漫画"に新生面を開拓し,斬新なギャグ手法,テーマによる作品を次々に発表。ほかの主な漫画作品に「文化人類ぎゃぐ」「かってにシロクマ」「ムジナ」,竹熊健太郎との共作「サルでも描けるマンガ教室」など。
相原勇【Aihara Yu】
 タレント。
青山正明【Aoyama Masaaki】 ライター,編集者。1960年神奈川出身。慶応大学法学部卒業。慶応大学在学中にキャンパスマガジン「突然変異」を創刊。エロ,グロ,フリークス,ドラッグ,オカルトなどのちに"鬼畜系"と総称される分野を変態的なまでに切り拓いていった第一人者的存在。2001年6月17日死去。
明石家さんま【Akashiya Sanma】 
赤瀬川原平【Akasegawa Genpei】 イラストレーター,グラフィックデザイナー,小説家。
赤田祐一【Akada Yuichi】 
秋元ともみ【Akimoto Tomomi】
 アダルトビデオ女優。
秋元康【Akimoto Yasushi】 作詞家,放送作家。1956年東京出身。中央大学文学部中退。高校時代からラジオ番組の台本を書き,放送作家として足がかりとする。「ザ・ベストテン」や「オールナイトフジ」などの人気番組を手掛け,おニャン子クラブやとんねるずを売り出す。1983年からは作詞活動もはじめ,小泉今日子「なんてったってアイドル」やとんねるず「雨の御堂筋」や美空ひばり「川の流れのように」などヒット曲の作詞も多数てがけた。
秋山道男【Akiyama Michio】 
エディター,プランナー。
浅田彰【Asada Akira】 1957年兵庫出身。1983年,ポスト構成主義を中心とした現代思想を論理的に再構築した「構造と力」を出版。1984年に出版した「逃走論」からは"スキゾ""パラノ"などの流行語も生まれる。
浅野温子【Asano Atsuko】 女優。
浅野ゆうこ【Asano Yuko】 女優。
浅葉克己【Asaba Katsumi】 アートディレクター。
麻原彰晃【Asahara Shoko】 
吾妻ひでお【Aduma Hideo】 漫画家。1950年北海道出身。本名・吾妻日出夫。高校時代から漫画を描き始める。「COM」に投稿し,"ぐらこん"北海道支部の活動を行う。高校卒業後,上京して就職するがすぐに退社。板井れんたろうのアシスタントを経て,1969年「リングサイド・クレージー」でデビュー。1972年から「週刊少年チャンピオン」に「ふたりと5人」,1974年から「プレイコミック」に「やけくそ天使」を連載,どちらもギャグ漫画としては珍しく5年以上の長期連載になった。
天野祐吉【Amano Yukichi】 1933年東京出身。明治大学中退。
天久聖一【Amahisa Masakazu】 1968年香川出身。神戸拘置所の看守をやめて上京,「NEWパンチザウルス」誌上でデビュー。1994年からは,タナカカツキと共著で「バカドリル」シリーズを刊行。ほかの主な漫画作品に「やんちゃブック」など。
新井満【Arai Man】
 作家。1946年新潟出身。上智大学中退。
新井素子【Arai Motoko】 SF作家。1960年東京出身。高校時代に書いた「あたしの中の…」が第1回奇想天外SF新人賞佳作に選ばれデビュー。高校生を中心にした若者の圧倒的な支持を得る。1981年,第20回日本SF大会では星雲賞を受賞。他の著書に,「グリーン・レクイエム」「星へ行く船」「結婚物語」など。
荒木経惟【Araki Nobuyoshi】 写真家。1940年東京出身。千葉大学工学部卒業後,電通に入社。1964年,<さっちん>で第1回太陽賞を受賞。1971年,妻・陽子との新婚旅行を記録した「センチメンタルな旅」を発表し,写真家としてデビューする。「アラーキー」の愛称で親しまれる。主な写真集に「東京物語」「エロトス」「台北」など。
荒木飛呂彦【Araki Hirohiko】
 漫画家。1960年宮崎出身。1980年「武装ポーカー」で『週刊少年ジャンプ』手塚賞に準入選し,同作でデビュー。「魔少年ビーティー」「バオー来訪者」でカルトなファンを獲得。
嵐山光三郎【Arashiyama Kozaburo】 1983年頃,流行した"ABC文体"の創始者。
荒俣宏【Aramata Hiroshi】 評論家,小説家。1988年6月杉浦日向子と結婚するも,同1988年暮れには離婚。
安齋肇【Anzai Hajime】 デザイナー,イラストレーター。1953年東京出身。桑沢デザイン研究所デザイン科修了後,麹谷・入江デザイン室,SMSレコードデザイン室を経て,フリーのデザイナー/イラストレーターに。CDジャケットや本の装丁,キャラクターデザイン,ミュージックビデオの監督,TV出演,CMナレーションなど多方面で活躍。
安西水丸【Anzai Mizumaru】 1942年東京出身。日本大学芸術学部美術学科造形卒業後,電通に入社。1969年,ニューヨークに渡り,デザインスタジオに2年間勤務。帰国後,平凡社を経て,フリーのイラストレーターに。小説・エッセイなどの文章も人気が高く,著書に「アマリリス」「荒れた海辺」「青山の青空」「メランコリー・ララバイ」など。
アントニオ猪木【Antonio Inoki】 プロレスラー,政治家。1943年神奈川出身。1989年には,スポーツ平和党所属で立候補,参議院議員に当選。
庵野秀明【Anno Hideaki】 


イ 

飯島早苗【Iijima Sanae】 女優,劇作家。1963年東京出身。日本女子大学部在学中の1982年に,演出家の鈴木裕美らと共に,劇団自転車キンクリートを旗揚げ。ポップで明快,そして卓抜した構成力のあるハイセンスな作風で幅広く支持を得る劇作家。
飯島真理【Iijima Mari】 声優,アイドル,シンガー・ソングライター。
飯田譲治【Iida Joji】
 映画監督。
イヴ【EVE】
 AV女優。1983年夏に,新宿のノーパン喫茶「USA」で働き始めるや,その端正なマスクと抜群のプロポーションで瞬く間に人気沸騰。1984年,「USA」を辞め,日本ビデオ映像より「感度イヴ」でアダルトビデオデビュー。のち,映画やTVでも活躍,AV出演が有名になるための足がかりになり得ることを証明した。
家田荘子【Ieda Shoko】
 作家。愛知出身。日本大学芸術学部放送学科卒業。1985年,「週刊文春」に連載した「俺の肌に群がった女たち」を刊行し,デビュー。二作目の「極道の妻たち」(1986年)はベストセラーとなり,映画化もされ大ヒット。
イガミ・インドリ【Igami Indori】 のいづんづりの中心人物。
いがらしみきお【Igarashi Mikio】
 漫画家。1955年宮城出身。
いくえみ綾【Ikuemi Ryo】 漫画家。
伊沢磨紀【Izawa Maki】 女優。1962年東京出身。本名・伊沢麻紀。女子美術造形学校卒業。1982年に劇団・東京乾電池に入団。1985年,「クラウド9」の客演を機に劇団"青い鳥"に加入。少女から老女までを自在に演じることのできる実力派女優である。
井沢元彦【Izawa Motohiko】 作家。1954年愛知出身。TBS報道局記者であった1980年に「猿丸幻視行」で第26回江戸川乱歩賞を受賞。その後,執筆業に専念する。主著に「逆説の日本史」など。
石井聰亙【Ishii Sogo】 映画監督。
石井隆【Ishii Takashi】 漫画家,映画監督。
石岡瑛子【Ishioka Eiko】 アートディレクター、グラフィック・デザイナー。東京生。1961年東京芸術大学美術学部を卒業して、資生堂宣伝部に入社。1966年に前田美波里を起用したポスターが貼るそばからはがされるという広告史上初の現象を呼ぶ。1970年石岡瑛子デザイン室を設立。1980年より休業しニューヨークへ移住、1982年に現場復帰。1983年、作品集『石岡瑛子風姿花伝=EIKO BY EIKO』を日米で出版。1985年、アメリカ映画『MISHIMA』の美術監督でカンヌ国際映画祭芸術貢献賞を受賞。1987年、マイケル・デイビスのレコード『TUTU』のアートワークで、日本人初のグラミー賞を受賞。
いしいひさいち【Ishii Hisaichi】 漫画家。1951年岡山出身。
いしかわじゅん【Ishikawa Jun】 漫画家。1951年愛知出身。明治大学商学部卒業。サラリーマンから転身,コラムニスト・小説家としても活躍。漫画の鑑識眼の確かさでも定評がある。主な漫画作品に「ドラゴン・ブギ」「憂国」「約束の地」「東京物語」「ちゃんどら」「うえぽん」など,漫画評論に「漫画の時間」など。
石坂啓
 漫画家。
石野卓球【Ishino Takkyu】 ミュージシャン。1967年静岡出身。1990年"電気グルーヴ"結成。
石丸元章【Ishimaru Gensho】 ライター。1965年生。法政大学在学中からミニコミ「東京おとなクラブ」に参加。「宝島」「ホットドッグプレス」などでライターとして活動。日本中のティーンエイジャーに蔓延するウワサ収集家として名を上げ,1989年にはその報告をまとめ上げ「ウワサと追いこせ!」として刊行。人面犬ブームの仕掛け人でもある。
伊集院静【Ijuin Shizuka】 CMディレクター,作家。
出渕裕 日本アニメ界屈指のメカニック・デザイナー。「機動戦士ガンダム」シリーズや,「聖戦士ダンバイン」「ガサラキ」などの数々のアニメのメカニックデザインを手掛ける。
泉麻人【Izumi Asato】 コラムニスト。1956年東京出身。慶応大学卒業後,東京ニュース出版社に入社。「週刊TVガイド」等の編集の傍ら,「ポパイ」などに寄稿し,1984年よりフリーのコラムニストに。主著に「泉麻人の大宴会」「けっこう凄い人」「お子様業界物語」など。
イタガキノブオ【Itagaki Nobuo】
 漫画家。
板橋雅弘【Itabashi Masahiro】 
伊丹十三【Itami Juzo】
 映画監督。1933年京都出身。伊丹万作監督の長男。1984年,初監督作品「お葬式」で数々の賞を受賞,その後も「タンポポ」「マルサの女」などヒット作を連発。エッセイや評論,料理にも通じ,多芸多才。伊丹映画には欠かせない女優,宮本信子は伊丹の妻である。
市川準【Ichikawa Jun】 CMディレクター,映画監督。
一色伸幸【Isshiki Nobuyuki】 シナリオライター。松竹シナリオ研修所第一期を経て,霧プロに。1982年,テレビドラマ「松本清張の脊梁」で脚本家デビュー。その後,助監督を務め,1984年から本格的に脚本家に。
イッセー尾形【Isse Ogata】 役者。1952年福岡出身。東京都立豊多摩高校卒業後,オンシアター自由劇場を経て,1980年に日本テレビ「お笑いスター誕生」で金賞,1985年に芸術選奨文部大臣新人賞,1986年に紀伊國屋演劇賞を受賞。ひとり芝居をはじめとして,テレビ,CMなど数多くの作品に出演。シナリオやエッセイの執筆,イラスト作成など幅広く活動。主著に「いつでもやりたい」「お察しください」など。
井筒和幸【Idutsu Kazuyuki】 映画監督。
糸井重里【Itoi Shigesato】 コピーライター。1948年群馬出身。1975年コピーライターズクラブ新人賞を受賞。その後広告コピーを中心にエッセイ,作詞など幅広く活躍。主著に「糸井重里の萬流コピー塾」「夢で逢いましょう」など。
伊藤克信【Ito Katsunobu】 男優。1958年栃木出身。
いとうせいこう【Ito Seiko】 作家,マルチクリエーター。1961年東京出身。本名・伊藤正幸。早稲田大学法学部卒業後,1984年に講談社に入社。カタカナ業界の実態を軽妙に風刺したマンガ・コラム「業界くん物語」を手掛け,一躍その名を知らしめる。1986年にはフリーに。また,近田春夫らと共に,日本語によるラップミュージックを開拓し,以後のヒップホップ界に多大なる影響を与える。1988年には新潮社より小説「ノーライフキング」を刊行,大きな反響を呼び起こす。さらに,宮沢章夫竹中直人らとの演劇ユニット"ラジカル・ガジベリビンバ・システム"では俳優業もこなす。
伊藤輝夫【Ito Teruo】 テレビプロデューサー。1949年東京出身。別名・テリー伊藤。築地の卵焼き屋の次男として生まれる。日本大学芸術学部放送学科卒業後,テレビ制作会社IVSへ。「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」「浅草橋ヤング洋品店」など数々のヒットを飛ばし,テレビ制作会社ロコモーション取締役へ。
伊藤俊治【Ito Toshinharu】
 美術史学者,イメージ論学者。1953年秋田出身。東京大学美術史科卒業,同大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現代美術から現代写真まで幅広く批評する学者。数多くの資料を駆使し,写真評論の新境地を開拓。
稲増龍夫【Inamasu Tatsuo】 社会心理学者。1952年東京出身。
井上ヨシマサ【Inoue Yoshimasa】 ミュージシャン。
今関あきよし【Imazeki Akiyoshi】
 映画監督。
今村空樹【Imamura Kuki】 かげろふレーベル主宰。
忌野清志郎【Imawano Kiyoshiro】 ミュージシャン。
岩明均 漫画家。
岩井俊二【Iwai Shunji】 映画監督。横浜国立大学時代から,ぴあフィルムフェスティバルなどに応募していたが,1987年に大学卒業後,音楽ビデオの仕事をはじめる。1988年,桑田圭祐の「いつかどこかで」のプロモーションビデオを皮切りに,アイドル番組,プロモーションビデオ,深夜ドラマなどを手掛け,演出家として頭角をあらわす。1995年「Love Letter」で長編映画監督デビュー。
岩井俊雄【Iwai Toshio】 1987年に発表された,音楽ゲームの先駆け「オトッキー」を開発したクリエイター。テレビ番組「ウゴウゴルーガ」のCGシステム構築も手掛ける。
岩合光昭【Iwago Mitsuaki】 写真家。1950年東京出身。


ウ 

上田義彦【Ueda Yoshihiko】 写真家。1957年生まれ。
上野耕路【Ueno Koji】 ミュージシャン。
上野千鶴子【Ueno Chiduko】
 社会学者,人類学者,女性学者。1948年富山出身。主著に「セクシィ・ギャルの大研究」「女遊び」「スカートの下の劇場」「資本制と家事労働」「ナショナリズムとジェンダー」など。
上野俊哉【Ueno Toshiya】
 社会思想家,哲学者。1962年生。主著に「シチュアシオンポップ政治学」「紅のメタルスーツ」「人工自然論」
植松伸夫【Uematsu Nobuo】 「ファイナルファンタジー」の音楽を手掛けたゲームミュージック作曲者。
ウガンダ・トラ【Uganda Tora】 1952年東京出身。本名・佐藤信一郎。モト冬樹,グッチ祐三らとコミックバンド"ビジー・フォー"を結成し,ドラムスを担当。のちに,グループを脱退。「オレたちひょうきん族」では,踊れるデブ・タレントとして活躍。
内田春菊【Uchida Shungiku】 
漫画家。1959年長崎出身。本名・内田滋子。慶応大学哲学科通信制中退。子供の頃から絵と歌が好きで中学卒業後,一時上京。1980年に再上京し,ジャズボーカル教室,通信制高校と大学に通う傍ら,アルバイトにクラブ歌手,漫画の持ち込みを続け,1984年春,「小説推理」上に4コマ漫画「シーラカンス・ぶれいん」で漫画家デビュー。1985年,初の単行本「春菊」を青林堂から出版,以後様々な作品にとりくむ。1987年に刊行された「南くんの恋人」で読者層を大きく広げた。翌1988年から「週刊宝石」で連載された「水物語」や学校や家族に溶け込めない少女の気持ちを描いた「物陰に足拍子」は文壇からも高い評価を浴びた。また,バンドのボーカル,エッセイ,女優などマルチな才能を発揮。1993年発表した自伝小説「ファザーファッカー」,1995年刊行の「キオミ」は直木賞候補に。「私たちは繁殖している」「ファザー・ファッカー」で第4回ドゥ・マゴ文学賞を受賞。他の漫画作品に「幻想の普通少女」「悪女な奥さん」「もんもんシティ」「私の部屋に水がある理由」「あたしが水に還るまで」「口だって穴のうち」など。
内田善美【Uchida Yoshimi】 漫画家。1953年山梨出身。1974年「りぼん」誌上で「なみの傷害物レース」を発表しデビュー。卓抜した画力でディテールにこだわった,幻想的な作品を発表。代表漫画作品に「星の時計のLiddell」「草迷宮・草空間」「空の色に似ている」など。
内山亜紀【Uchiyama Aki】 ロリコン漫画家。本名・野口正之。東京デザイナー学院卒業。サラリーマン生活を経て,1979年「漫画ハンター」でデビュー。"オムツの巨匠"との異名を持つ,日本ロリコン漫画第一世代の代表作家。
うのせけんいち【Unose Kennichi】 漫画家。1964年兵庫出身。本名・鵜瀬健一。1982年に,「月刊大爆笑」誌上で「フェラチオちゃん」でデビュー。以後,「劇画スペシャル」「漫画ウィンキ」「漫画ラブ&ラブ」などに4コマギャグ漫画を発表。1985年に「スーパーアクション」誌上に「BAKA GAG GO! GO!」を発表してメジャー誌に進出。徹底的にスカトロ・ナンセンスにこだわった作風は求道的ともいえる。
宇野宗佑【Uno Sosuke】 内閣総理大臣。1923年滋賀出身。神戸商科大学中退。女性スキャンダルで短期で退陣したマヌケな総理大臣。
梅林茂【Umebayashi Shigeru】 ミュージシャン。


エ 

江川達也【Egawa Tatsuya】 漫画家。
江口寿史【Eguchi Hisashi】 漫画家。1956年熊本出身。主な漫画作品に「すすめ!! パイレーツ」「ストップ!! ひばりくん!」など。
エスケン【S-KEN】
 ミュージシャン。
江戸アケミ【Edo Akemi】
 ミュージシャン。本名・江戸正孝。1979年,じゃがたらお春を結成。その後,バンド名を財団法人じゃがたら,暗黒大陸じゃがたらと改名。暗黒大陸じゃがたらは1982年に日本ロック界の重要アルバム「南蛮渡来」を発表する。1983年秋,精神障害に到り,その療養のため,バンドは86年秋まで活動を停止する。1985年にはバンド名をJAGATARAと改名。アケミ復活後,インディでのリリースを経て,1989年にメジャーデビュー。1990年1月自宅浴槽で溺死,じゃがたらは永久保存とされた。
エド山口 
えのきどいちろう【Enokido Ichiro】 コラムニスト。1959年秋田出身。本名・榎戸一朗。中央大学時代,板橋雅弘らが参加していた伝説的なミニコミ「中大パンチ」を創刊。その卓抜した文章能力が注目され,売れっ子コラムニストに。
榎本了壱【Enomoto Ryoichi】 
蛭子能収【Ebisu Yoshikazu】
 漫画家。1947年長崎出身。看板屋,チリ紙交換,リース会社勤務の傍ら,1973年「ガロ」誌上で「パチンコ」を発表しデビュー。以後も,会社勤務の傍ら描きつづけるも,1979年より漫画家に専念。作品集「地獄に堕ちた教師ども」「私の彼は意味がない」「お隣りさん」「笑う地獄の黙示録」など過激な不条理漫画で熱心なファンを持つ。1986年,東京乾電池の公演に参加したことをキッカケにテレビタレントとしても活躍。
柄本明【Emoto Akira】
 役者。1948年東京出身。
江本孟紀【Emoto Takenori】 
遠藤環【Endo Tamaki】
 テレビプロデューサー。
遠藤雅伸【Endo Masanobu】 1983年頃に大ヒットしたアーケードゲーム「ゼビウス」を開発したナムコ所属のゲームクリエイター。1984年には「ドルアーガの塔」を開発,大ヒットゲームになる。
遠藤ミチロウ【Endo Michiro】 ミュージシャン。
遠藤喩一【Endo Yuichi】 ミニコミ「東京おとなクラブ」主宰。「東京おとなクラブ」には村上知彦,
石丸元章高取英米沢嘉博岡崎京子,桜沢エリカ,中森明夫などが執筆。


オ 

大石静【Oishi Shizuka】 脚本家,エッセイスト。1951年東京出身。本名・高橋静。1981年8月,永井愛と二人きりの劇団"二兎社"を設立,永井と交互に作・演出・主演をつとめる。また,「ヴァンサンカン・結婚」「おとなの選択」などのテレビドラマの脚本も手掛け,大人の恋愛を描くことのできる脚本家として評価が高い。
大泉実成【Oizumi Sanenari】 ノンフィクション・ライター。1961年茨城出身。1988年に発表した「説得-エホバの証人と輸血拒否事件」で1989年度講談社ノンフィクション賞を受賞。ほかの著作に,太田出版「クイック・ジャパン」誌上に連載し話題となった「消えたマンガ家」シリーズなどがある。
大江慎也【Oe Shinya】 1979年秋,"人間クラブ"を前身に,花田裕之らとルースターズを結成し,1980年アルバム「ザ・ルースターズ」でデビュー。1983年頃から心身症に陥り入院。1985年にはルースターズを脱退。
大川豊【Okawa Yutaka】
 1963生。大川興業総裁。1983年,明治大学在学中に大川興業を結成し,"ドンと鳴った花火が〜"のパフォーマンスなどで一躍有名になる。その後,太田プロを経て大川興業株式会社を創業。ライブを中心に過激なお笑いパフォーマンスで活躍する一方,数々の若手芸人を育てている。
大河原邦男【Ogawara Kunio】 メカニカルデザイナー。1947年生。大学卒業後,(株)オンワード樫山に入社。退社後,竜の子プロに入社し,「科学忍者隊ガッチャマン」のサブデザインなどを手掛ける。その後,フリーになりアニメ界・玩具界で活躍。代表作「機動戦士ガンダム」「ヤッターマン」「トライダーG7」「未来警察ウラシマン」「装甲騎兵ボトムズ」「銀河漂流バイファム」「蒼き流星SPTレイズナー」「機甲戦記ドラグナー」など。
大木知之【Oki Tomoyuki】
 ミュージシャン。
大島渚【Oshima Nagisa】
 映画監督。
大島弓子【Oshima Yumiko】 漫画家。
太田螢一【Ota Keiichi】 イラストレーター。
大竹伸朗【Otake Shinro】
 イラストレーター,デザイナー,画家。1955年東京出身。武蔵野美術大学絵画科卒業。1982年に最初の個展を開いて以来,いわゆる「ニュー・ペインティング」の日本における代表的な画家とされる。主著に「既にそこにあるもの」「大竹伸朗・日本景」など。
大竹まこと【Otake Makoto】 
太田貴子【Ota Takako】 
アイドル,声優。アニメ「魔法の天使クリィミーマミ」の主役声優をつとめ,主題歌「デリケートに好きして」も唄いヒット。
大塚英志【Otsuka Eiji】
 フリーエディター,評論家。1958年生。筑波大学卒業。少女マンガ,ゲーム誌などの編集・評論に携わり,子供文化の現場に身を置く。主著に「少女民俗学」「物語消費論」「システムと儀式」など。
大槻ケンヂ【Otsuki Kendi】 ミュージシャン。1966年東京出身。本名・大槻賢二。中学2年の時,YMOの音楽に触発され,バンドを組む。1982年,内田雄一郎らとともにロックバンド"筋肉少女帯"を結成,ボーカルを担当し,ライヴハウスを中心に音楽活動を続ける。1983年には"筋肉少女帯"の活動と並行して"有頂天"のケラと組んだユニット"空手バカボン"名義でも活動を行うなど,次第に知名度を高めていった。1987年,インディーズレーベル"ナゴム・レコード"より発売したシングル「高木ブー伝説」,12インチ「ノゾミ・カナエ・タマエ」が話題をよび,翌1988年にはアルバム「仏陀L」でバップ・レコードよりメジャーデビュー。主著に「新興宗教オモイデ教」「ボクはこんなことを考えている」など。
大月隆寛【Otsuki Takahiro】
 民族学者。1959年東京出身。早稲田大学法学部卒業。主著に「厩舎物語」「無法松の影」「大月隆寛の無茶修行」「たてがみ三度笠」「歴史の消息について」など。
大月モヨコ【Otsuki Moyoko】
大槻ケンヂ
大友克洋【Otomo Katsuhiro】
 漫画家,アニメーション作家,映画監督。1954年宮城出身。1973年「漫画アクション」誌上に「銃夢」でデビュー。以後,同誌を中心に短編を数多く発表。デビュー以来,精緻な描写,ストーリー展開の巧みさで定評がある。1983年に連載が開始された代表作「AKIRA」は1984年に第1巻が刊行されて以来1年に1冊のペースで刊行され,各巻とも大ヒット。1988年には作者自身の監督によりアニメ映画化。英語をはじめ各国語に翻訳されている。他に「童夢」「さよならニッポン」などの作品があるが,コミック制作にとどまらず,「じゆうを我等に」「ワールド・アパートメント・ホラー」など映画制作,アニメ「幻魔大戦」のキャラクターデザイン,サントリーやキャノンのCFキャラクター設定,書籍・レコード・ビデオのパッケージングなども手掛けている。
大西みつぐ【Onishi Mitsugu】 写真家。1952年東京出身。
大貫久男【Onuki Hisao】 1980年4月25日,銀座3丁目の昭和通りで1億円入りの風呂敷包みを拾い,同1980年11月9日,持ち主が見つからず自らのものに。
大野木宣幸 日本初のゲームミュージック作曲者。ナムコ所属時に「ニューラリーX」「マッピー」「リブルラブル」などのゲーム音楽を手掛け,熱烈なファンを掴む。
大原まり子【Ohara Mariko】 SF作家。1959年大阪出身。聖心女子大学文学部教育学科心理学専攻卒業。1980年,「一人で歩いていった猫」が早川書房のSFコンテストで佳作に選ばれ,作家デビュー。以来,スケールの大きい仮想世界を書きつづけ,モダン・スペース・オペラの旗手として独自の地位を確立。主著に「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」「機械神アスラ」「イル&クラムジー物語」「未来視たち」など。
大森一樹【Omori Kazuki】
 映画監督。1952年大阪出身。
岡崎京子【Okazaki Kyoko】 漫画家。1963年東京出身。主な漫画作品に「ジオラマガールパノラマガール」「Pink」「東京ガールズブラボー」「リバーズ・エッジ」など。
岡田あーみん【Okada Amin】
 漫画家。1965年沖縄出身。1983年「お父さんは心配性」でデビュー。ほかの漫画作品に「こいつら100%伝説」「ルナティック雑技団」など。
岡田斗司夫【Okada Toshio】
 作家,評論家。1958年大阪出身。
岡田有希子【Okada Yukiko】
 アイドル歌手。1986年4月8日,所属事務所サンミュージック7階のビルの屋上より飛び降り自殺。
岡部まり【Okabe Mari】
岡村靖幸【Okamura Yasuyuki】
 ミュージシャン。
小川美潮【Ogawa Mishio】 ミュージシャン。1959年生。
小木茂光【Ogi Shigemitsu】
 男優。
沖田浩之【Okita Hiroyuki】 1963年神奈川出身。青山学院大学中退。
荻野アンナ【Ogino Anna】 作家。
沖雅也【Oki Masaya】
 男優。高校を中退して上京,職を転々としたのち,1968年日活ニュー・フェイスに合格して日活に入社。同1968年,森永健次郎監督「ある少女の告白・純潔」に,同じく新人の丘みつ子とともに主演で映画デビュー。1983年6月飛び降り自殺。
沖山優司【Okiyama Yuji】 ミュージシャン,ベーシスト,作曲家。1959年東京出身。"
近田春夫&BEEF"に参加後,近田春夫のプロデュースの元,その発展型であるバンド"ジューシィフルーツ"でデビュー,シングル「ジェニーはご機嫌ななめ」をヒットさせる。1985年にジューシィフルーツ解散し,1986年10月21日にはソロアルバム「HAKONIWA」を発表する。
奥崎謙三【Okuzaki Kenzo】 1920年兵庫出身。1956年4月5日不動産業者であった延原一男さんを傷害致死,10年の懲役を終え,1966年8月22日出所。1969年1月2日新年一般参賀において天皇裕仁に向かいパチンコ玉で襲撃,暴行罪(不敬罪)で懲役1年6ヶ月,1970年10月7日満期出所。1976年4月25日天皇一家のポルノ写真を銀座,渋谷,新宿のデパート屋上からばらまき,翌26日指名手配,28日に逮捕,懲役1年2ヶ月,1978年4月17日満期出所。1982年,奥崎主演,
原一男監督による映画「ゆきゆきて、神軍」クランクイン。1983年12月15日,元中隊長の長男に発砲,17日出頭,1987年1月,懲役12年の判決。1987年8月「ゆきゆきて、神軍」一般公開開始。
奥平イラ【Okudaira Ira】 アートディレクター,漫画家,ミュージシャン。1956年兵庫出身。1979年「モダン・ラヴァーズ」を「ガロ」誌上に発表してデビュー。イラスト,バンドもはじめる。1982年,アヤカネ・ジャポネスを設立。1984年バンド・イラマゴを結成して「TYOロック」を発表。1985年より「宝島」誌上にて,「BAKF」を担当,執筆,編集,アートディレクションを手掛ける。
奥村靫正 
グラフィック・デザイナー。
小倉久寛【Ogura Hisahiro】
 役者。
尾崎豊【Ozaki Yutaka】 ミュージシャン。1965年埼玉出身。
小沢健二【Ozawa Kenji】 ミュージシャン。1968年生。両親は大学教授,叔父は指揮者の小沢征爾。1989年,小山田圭吾らと共に,フリッパーズ・ギターとしてアルバム「海へ行くつもりじゃなかった」でデビュー。1991年11月の解散後,1993年にはシングル「天気読み」でソロ・デビュー。
押井守【Oshii Mamoru】 アニメーション作家。1951年東京出身。1976年,東京学芸大学教育学部美術科卒業。大学在学中,自主映画を制作。テレビアニメ「科学戦隊ガッチャマン」に感銘を受け,1977年竜の子プロに入る。「一発貫太くん」「ガッチャマン2」「タイムボカンシリーズ・ゼンダマン」などを演出。1979年より,鳥海永行のスタジオぴえろをに属し,チーフディレクターとして,1981年から高橋留美子原作の「うる星やつら」を製作。1983年に劇場用映画「うる星やつら/オンリー・ユー」を監督。1984年に監督した「うる星やつら2/ビューティフル・ドリーマー」はその独自の不条理な世界観で,後世のウリエーター達に多大なる影響を与える。その後,フリーとなり,劇場版「ルパン三世」の演出を担当。また,「機動警察パトレーバー」の,ビデオシリーズは100万本をセールス。他の,主なアニメ作品に「攻殻機動隊」,実写作品に「赤い眼鏡」「ケルベロス・地獄の番犬」など。
押切伸一【Oshikiri Shinichi】 文筆家。1961年生。法政大学社会学部卒業。主著に「業界くん物語」「サラリーマンの魂」「ブナンなヒトと呼ばれたい」「予言よりはやく」など。
小田雅弘【Oda Masahiro】 モデラー。模型製作集団"ストリームベース"に所属し,1980年頃のガンダムプラモデルブームで敏腕モデラー大学生として注目を浴び,一躍子供達のカリスマの一人となる。
小山田圭吾【Oyamada Keigo】 ミュージシャン。1968年東京出身。和光中学時代の同級生,小沢健二を含めた5人で"ロリポップ・ソニック"を始動,のち改称し,1989年に"フリッパーズ・ギター"として,アルバム「海へ行くつもりじゃなかった」でデビュー。1991年11月の解散後,ひとりユニット"コーネリアス"を結成し,1993年9月ソロデビュー。自己のアーチスト活動の傍ら,トラットリア・レーベルでプロデューサーをつとめる。
折原みと【Orihara Mito】 作家,漫画家。


カ 

カーツ佐藤 コラムニスト。1963年東京出身。本名・佐藤克之。大学在学中の雑誌「宝島」への投稿から注目を集め,「受験ホイホイ」などの著作がある。。
海江田万里【Kaieda Banri】
 マネー評論家,政治家。
我王銀次【Gao Ginji】 役者。1959年滋賀出身。大阪バトルロイヤル劇団の団長として活躍し,1984年に和泉聖治監督の「魔女卵」のオーディションで主役に抜擢され,映画デビュー。
筧利夫【Kakei Toshio】 役者。1962年静岡出身。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業後,劇団☆新感線を経て,劇団第三舞台のオーディションに合格。以後,1985年の「リレイヤー」を皮切りに同劇団の代表作の数々に出演し,看板俳優に。
景山民夫【Kageyama Tamio】 放送作家,小説家,エッセイスト。1947年東京出身。慶應大学文学部中退,武蔵野美術大学デザイン科中退。学生時代バンドを組んで東芝からレコードを出す一方,放送作家としての活動をはじめる。1969年渡米しニューヨークで,一年半コーヒーショップシンガーとして生活。帰国後TBS系「ヤング720」の企画・演出担当を経て,日本テレビ「シャボン玉ホリデー」の放送作家となり,以後,「クイズダービー」「11PM」「タモリ倶楽部」などを手掛ける。「BRUTUS」に連載したエッセイ「普通の生活」から文筆活動をはじめ,1987年「虎口からの脱出」で吉川英治文学新人賞,日本冒険小説協会新人賞を受賞。1988年,「遠い海から来たCOO」で第99回直木賞受賞。主著に「極楽TV」「イルカの恋、カンガルーの友情」など。
笠原弘子【Kasahara Hiroko】 声優。
風見慎吾【Kazami Shingo】 
梶本学【Kajimoto Manabu】
 「よい子の歌謡曲」編集長。
片岡鶴太郎【Kataoka Tsurutaro】 コメディアン,男優。1954年東京出身。本名・荻野繁雄。東京都立竹台高校卒業後,片岡千代若・千代菊門下で浅草派の系譜に連なる漫談・声帯模写の片岡鶴八に弟子入り。長い下積みののち,1979年に松竹演芸場でデビュー。1981年にスタートした「オレたちひょうきん族」のレギュラーとなり,近藤真彦のモノマネで一躍人気者に。以後,「笑っていいとも!」「オールナイト・フジ」などの番組で超売れっ子になり,1986年には第15回日本放送演芸大賞奨励賞を受賞。同1986年,トレンディドラマの先駆けとなった,鎌田敏夫の脚本によるTBSドラマ「男女7人夏物語」に明石家さんまらと共にレギュラー出演。翌1987年,続編である「男女7人秋物語」にも出演し,ゴールデンアロー賞芸能賞を受ける。
片桐はいり【Katagiri Hairi】 役者。1963年東京出身。
勝村政信【Katsumura Masanobu】 役者。
加藤健一【Kato Kennichi】 役者。
加藤賢崇【Kato Kenso】 俳優,声優,DJ,デジタルまんが家。1962年広島出身。1982年末,中嶋勇二と東京タワーズを結成。しばらくして東京タワーズに加入した岸野雄一と,有頂天のケラを誘いナゴムレコードを発足するが,東京タワーズの三人はその運営から手を引く。東京タワーズとしてライヴ活動を重ねる傍ら,自主制作の8ミリ映画にも関わるようになり,東京タワーズのライヴを見た黒沢清監督から映画出演を請われ,俳優としても活動するようになる。
金子修介【Kaneko Shusuke】 映画監督。
鎌田敏夫【Kamata Toshio】 脚本家。1937年韓国出身。早稲田大学経済学部卒業。シナリオ研究所で学び,1967年に「でっかい青春」で脚本家デビュー。主な作品に,「サインはV」(1969〜1970),「太陽にほえろ!」(1972〜1986),「金曜日の妻たちへ」(1983),「男女7人夏物語」(1986),「ニューヨーク恋物語」(1988)など。
上條淳士【Kamijo Atsushi】 漫画家。主な漫画作品に「TO-Y」など
神谷明
 声優。
亀和田武【Kamewada Takeshi】 作家,雑文家。1949年栃木出身。三流劇画ブームの立役者の一人。アリス出版勤務時に「劇画アリス」の編集長として,雑誌に自身のセミヌードを掲載するなど活躍。著書に「まだ地上的な天使」「1963年のルイジアナママ」など。
鴨沢祐仁【Kamosawa Yuji】 漫画家。1952年岩手出身。1972年頃上京し,デザインの仕事にたずさわりながら,雑誌「ガロ」や「ビックリハウス」などに自作の漫画を発表。主な漫画作品集に「クシー君の発明」,挿絵に「ズボン船長さんの話」など。
嘉門達夫【Kamon Tatsuo】
 歌手。大阪出身。1975年,高校在学中に笑福亭鶴光に入門し,落語家をめざす。1977年より笑福亭笑光を名乗り,関西地方のラジオ番組に出演を続けるも,1980年に破門される。その後,コミックソングを歌い始め,1982年「寿限無No.1」,1983年「ヤンキーの兄ちゃんの歌」を発売,大阪を中心に大ヒット,日本有線大賞新人賞を獲得。1984年には「ゆけ!ゆけ!川口浩」をリリース,全国区の知名度に。1985年には放送演芸大賞新人賞。以降も「タンバでルンバ」「小市民」「鼻から牛乳」「替え歌メドレー」などのヒットを産み出している。
香山リカ【Kayama Rika】 精神科医。1960年北海道出身。東京医科大学卒業。"香山リカ"の名付け親は山崎春美。病院勤務の傍ら,メディアに登場する社会現象をつぶさに観察,分析する。主著に「リカちゃんコンプレックス」「自転車旅行主義」「テクノシタルジア」「ココロのクスリ」「テレビゲームと癒し」など。
唐沢俊一【Karasawa Shyunnichi】
 カルト評論家。1958年北海道出身。青山学院大学卒業。東北薬科大学中退。劇団活動,演芸プロデューサーを経て,1987年文筆業としてデビュー。マンガ原作,エッセイ,薬局評論のほか,カルト評論家として多方面で活躍。書籍・映像・音楽・雑貨など,昭和におけるB級カルト文化を今日的視点で捉え直す作業がライフワーク。「と学会」創設会員。主著に「脳天気教養図鑑」「まんがの逆襲」「女性自身てば!」「森由岐子の世界」「ガメラを創った男」「美少女の逆襲」など。
唐十郎【Kara Juro】 劇作家,小説家。1940年東京出身。
かわいさとみ【Kawai Satomi】 アダルトビデオ女優。
河合美智子【Kawai Michiko】 女優,歌手。1968年神奈川出身。1983年,
相米慎二監督の映画「ションベン・ライダー」で主演デビューし,主題歌も担当した。その後NHK教育「YOU」の司会をつとめる傍ら,映画「野蛮人のよううに」「めぞん一刻」「恋人たちの時刻」,ドラマ「卒業」「君の名は」,バラエティ「平成教育委員会」など,映画,テレビで活躍。
川勝正幸【Kawakatsu Masayuki】 文筆家。1956年生。
川久保玲【Kawakubo Rei】 ファッション・デザイナー。
川崎徹【Kawasaki Toru】 コピーライター。1948年東京出身。早稲田大学卒業後,電通映画社に入社。初演出は富士ゼロックスCM「赤い傘」。以後,ナショナル・トランザム「高見山」,富士フィルム「それなりに」,パルコ「チャック・ベリー」,リクルート「ヤリガイ様」,大日本除虫菊「ハエハエカカカ」などの傑作を世に送る。「それなりに」「おもしろはじめ」などCMから流行語を産み出すばかりではなく,"川崎病"なる症候群を広告界に作り,糸井重里仲畑貴志と共にCM界のビッグスリーと呼ばれる。
川崎ぶら【Kawasaki Bura】 主著に「雨の日はいつもレイン」など。
川崎ゆきお【Kawasaki Yukio】 漫画家。
川島なお美【Kawashima Naomi】 1960年愛知出身。1979年,青山学院大学英文科に入学と同時に「シャンペンNO.5」でレコードデビュー。以後,女子大生タレントとして学業の傍ら,テレビ,ラジオ,CF,雑誌などで活躍。特に,文化放送の深夜番組「ミスDJリクエスト・パレード」では,若者の爆発的な支持を得る。
川俣軍司【Kawamata Gunji】 
川村毅【Kawamura Takeshi】 劇作家,演出家,役者,小説家。1959年東京出身。明治大学演劇研究会を経て1980年11月に"第三エロチカ"を結成。アクの強い演出と機関銃のように繰り出されるセリフ回しで注目を浴びる。
川村万梨阿【Kawamura Maria】 声優。
川本三郎【Kawamoto Saburo】 評論家。1944年東京出身。東京大学法学部卒業。
神戸浩【Kanbe Hiroshi】 役者。


キ 

きうちかずひろ【Kiuchi Kazuhiro】 漫画家。
菊池桃子【Kikuchi Momoko】 アイドル,女優。
喜国雅彦【Kikuni Masahiko】 漫画家。1958年香川出身。
如月小春【Kisaragi Koharu】 劇作家,演出家。
岸野雄一【Kishino Yuichi】 スタディスト(勉強家),著述家,音楽家,俳優。1963年生。
北島敬三【Kitajima Keizo】
 写真家。1954年長野出身。成蹊大学法学部中退。学生時代に,ワークショップ森山大道教室に参加。自主ギャラリー"CAMP"の設立に参加し,そこで多彩な発表活動を行い,注目をあびる。その後,フリーとなり,83年に発表した写真集「ニューヨーク」では木村伊兵衛賞を獲得。
北村昌士【Kitamura Shoji】 ミュージシャン。「フールズメイト」初代編集長として,洋邦オルタナティヴロックの重要ミュージシャンを日本音楽界に紹介。1984年にはYBO2結成。そして自身のレーベル"トランス"を興す(トランスは1990年にSSEとして再始動)。
吉川晃司【Kikkawa Koji】 ミュージシャン。1965年広島出身。
キッチュ【Kitsch】 1960年兵庫出身。本名・岸邦浩。大阪芸術大学デザイン学科卒業。同大学の研究科に進み,その傍ら大阪のディスコでスプーン曲げなどの芸を披露,周囲を巻きこむうちにプロを目指す。そして1984年,ニッポン放送へ送った自作のテープがきっかけとなり,ものまねタレントとして"キッチュ"の芸名で芸能界デビュー。ニッポン放送のラジオ「由貴とキッチュの夜もふかしぎ」のDJで人気を獲得。大阪を拠点に司会など様々な活動を重ね,1989年以降は東京に進出し芸名も"松尾貴史"に。フジ「笑っていいとも!」をはじめ,バラエティに欠かせない芸達者として活躍。
木野花【Kino Hana】 役者。
宜保愛子【Gibo Aiko】 
清田益章【Kiyota Masuaki】
 エスパー(自称)。
銀色夏生【Ginniro Natsuwo】 詩人,作詞家。1960年宮崎出身。本名・山元みき子。小学生の頃から詩作をはじめ,高校時代には写真に凝り,絵も描く。1983年,
沢田研二の「晴のちBLUE BOY」で作詞家としてデビュー,以来シンガーソングライターの大沢誉志幸と組んで注目される。斎藤由貴,松本典子,小泉今日子,などの歌を作詞して,人気作詞家に。1985年には,自作のイラストと詩で構成した「黄昏国」を出版,ほかの著書に「これもすべて同じ一日」「月夜にひろった氷」などがある。
銀座ジプシー【Ginza Gypsy】 占い師。
きんたミーノ
銀粉蝶


ク 

草尾毅 声優。1989年5月,佐々木望ら「鎧伝サムライトルーパー」の声優らとN.G.FIVEを結成しコンサートを行い,女性ファンを掴む。
楠かつのり【Kusunoki Katsunori】 ビデオ作家,詩人。
久住昌之【Kusumi Masayuki】 漫画家。
楠本まき【Kusumoto Maki】
 漫画家。1967年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業。繊細な描線とモノクロームな色彩が特徴。
玖保キリコ【Kubo Kiriko】 漫画家。1959年東京出身。東洋大学文学部英米文学科卒業。1985年,ピッキーピクニックに加入。主な漫画作品に「シニカル・ヒステリー・アワー」など。
窪田晴男【Kubota Haruo】 ミュージシャン,ギタリスト。1959年大阪出身。ビブラトーンズ,人種熱などのバンドを経て,1982年にサエキけんぞうらと"パール兄弟"を結成,1986年アルバム「未来はパール」でデビュー。1990年ソロに転向。アンジー,S-KENのプロデュースなど,アレンジャー,プロデューサーとしても名高い。
久保田洋司【Kubota Yoji】
 ミュージシャン。1966年広島出身。1983年9月,同級生らと"The 東南西北"を結成。1984年,ポプコン尾道大会で優勝。同1984年10月にはCBSソニー・オーディション中国大会で優勝,同1984年12月の渋谷公会堂決戦大会でグランプリに輝く。1985年3月には尾道より上京し,同1985年11月21日には12インチシングル「ため息のマイナー・コード」でデビューする。
倉田まり子【Kurata Mariko】
 
倉本總【Kuramoto So】 シナリオライター。1935年東京出身。本名・山谷馨。ニッポン放送を経て,脚本家となり,テレビドラマ「前略おふくろ様」,「六羽のカモメ」,「うちのホンカン」などのヒットシリーズを生む。1977年より移住した富良野近辺を舞台に自然と人間の交流を描いたドラマ「北の国から」で,1981年テレビ大賞を受ける。
倉本和比人 アダルトビデオ監督。
栗本慎一郎【Kurimoto Shinichiro】 大学教授,政治家。1941年東京出身。「ビックリハウス」誌上で,
糸井重里と「空飛ぶ教室」コーナーを担当。主著に「パンツをはいたサル」「幻想としての文明」など。
栗良平【Kuri Ryohei】 
クレイジーSKB【Crazy SKB】
 1983年に人ツ目レーベルを発足。その後,幾度の名称変更を経て,1988年にインディレーベル"殺害塩化ビニール"を発足。
呉智英【Kure Tomofusa】
 評論家。1946年愛知出身。本名・新崎智。主な著作に「バカにつける薬」。「封建主義、その論理と情熱」で脚光を浴びた評論家。徹底して民主主義を否定し,封建主義の復権を説く。他の著書に「読書家の新技術」「サルの正義」など。
黒木香【Kuroki Kaori】 AV女優。1965年神奈川出身。AV界で一世を風靡した伝説のワキ毛女優。1986年,横浜国大在学中にクリスタル映像の村西とおる監督による「SMっぽいの好き」でデビュー。同作品は約二万本セールスを記録した。「〜でございます」口調と強烈なキャラクターでAV以外のメディアでも引っ張りだこだった。
黒沢清【Kurosawa Kiyoshi】 映画監督。
黒田秀樹【Kuroda Hideki】 CMディレクター。
黒田学【Kuroda Manabu】 ミュージシャン。インディレーベル"レディエイトレコード"を主宰し,自らのバンド"アイ・スパイ"でも活動した80年代後期のモッズ・シーンの牽引者。
黒土三男【Kurotsuchi Mitsuo】 放送作家。
桑原伸之【Kuwabara Nobuyuki】 イラストレーター。1947年北海道出身。太い線で簡素に描かれる,ほのぼのしたイラストで知られる。
桑原茂一【Kuwahara Moichi】
久和ひとみ【Kuwa Hitomi】
 ニュース・キャスター。1960年東京生。1980年早稲田大学政経学部政経学科入学、在学中に菅直人事務所に出入りし選挙戦を経験。1984年3月、テレビ朝日の深夜番組『CNNデイウォッチ』にフリー契約、キャスターとなる。


ケ 

ケラ【Kera】 ミュージシャン。1982年4月,日大鶴ヶ丘軽音楽部部員やOBで"有頂天"を結成。1982年末,加藤賢崇,中嶋勇二,岸野雄一の誘いを受け,4人でインディレーベル"ナゴムレコード"を発足。1983年5月には,ナゴムの第1弾として有頂天のソノシートをリリース。のちに,東京タワーズの三人はその運営から手を引き,ナゴムはケラの個人レーベルとなる。1985年8月8日にNHK「TV-TVインディーズの襲来」に出演したのをきっかけに,有頂天はその放送翌日より人気沸騰,"ラフィンノーズ""ウィラード"と並んで,インディーズ御三家と呼ばれるようにもなる。また,同1985年8月27日には,ナゴムプロデュースの劇団として,犬山犬子,田口トモロヲ,みのすけらと共に"劇団健康"を旗揚げし,演劇界にも本格進出。1986年9月21日には,有頂天はポニーキャニオンより,アルバム「ピース」,シングル「BYE-BYE」でメジャーデビュー。メジャーデビュー以後もケラはナゴムの運営を続け,1983年5月の第1弾リリースより,1990年4月の運営停止までに,結果として70作品以上を世に送る。


コ 

鴻上尚史【Kokami Shoji】 1958年愛媛出身。早稲田大学法学部卒業。大学在学中の1981年5月に劇団"第三舞台"を旗揚げ。以後は,抜群の集客力により,野田秀樹率いる"夢の遊民社"と並ぶ人気劇団に育て上げる。1989年には映画「ジュリエット・ゲーム」を初監督。主な演劇作品に「朝日のような夕日をつれて」「デジャ・ヴュ」「モダン・ホラー」「ハッシャ・バイ」など。
甲田益也子【Koda Miyako】 モデル,歌手。1960年北海道出身。大学在学中,「花椿」の表紙でモデル・デビュー。大学卒業と同時に「an・an」の専属モデルとなり,約1年半の間にその独特な容姿と存在感が熱狂的な支持を受け,時代のカリスマ的存在となる。1983年からは,ポップユニット"dip in the pool"でも活動している。
業田良家【Goda Yoshiie】 漫画家。
神足祐司【Kotari Yuji】 作家,コラムニスト,エッセイスト。1957年広島出身。慶応大学法学部在学中より新聞・雑誌等のライターとして活動をはじめる。
渡辺和博との共著「金魂巻」,西原理恵子との共著「恨ミシュラン」が大ヒット。他の著書に「長靴を履いたギャル」「いきなりクルマ上手」など。
小池玉緒【Koike Tamao】 
小泉今日子【Koizumi Kyoko】 アイドル,女優。
ゴールドマン【Goldman】 アダルトビデオ監督。中島小夜子主演のアダルトビデオ「TOKYO BIZARRE BONDAGE RED」(1989)などを監督。
コーネリアス【Cornelius】
小山田圭吾
小嶋さちほ【Kojima Sachiho】 ミュージシャン。ボーイズ・ボーイズ解散後,自らが主宰していたニュー・ウェイヴ・マガジン「CHANGE MAGAZINE」のメンバー募集から,1979年にゼルダを結成,1997年の解散まで日本を代表する女性ロック・バンドとして活動する。夫は,ミュージシャンのどんと
コシミハル【Koshi Miharu】 ミュージシャン。
小須田康人
 役者。
小玉和文【Kodama Kazufumi】 ミュ−ジシャン。
後藤えり子【Goto Eriko】
 AV女優。1968年東京出身。1988年にTOKYOパリスより「熱き夜のカンタータ」でAVデビュー。ボディコンの似合うイケイケ女子大生のイメージで人気が高かったが,彼女の聖心女大出身というプロフィールは捏造だった。
後藤久美子【Goto Kumiko】
 アイドル,女優。1974年東京出身。1986年の中学入学と同じに本格的な芸能活動をはじめ,"ゴクミ"の愛称で"美少女ブーム"の先駆に。
後藤次利【Goto Tsugutoshi】 ミュージシャン。
小西康陽【Konishi Yasuharu】 ミュージシャン。1959年生まれ。青山学院大学卒業。1984年,"ピチカート・ファイヴ"を結成。
小林綾子【Kobayashi Ayako】 女優。
小林克也【Kobayashi Katsuya】 
小林聡美【Kobayashi Satomi】 女優。
小林ひとみ【Kobayashi Hitomi】
 AV女優。1965年東京出身。1986年5月,ダックスより"松本かおり"の名で「ときめき・かおり19歳」でAVデビュー。その後,芸名を変え,美巨乳と上品な顔だちでAV界のスターダムに。総出演数は34本にのぼり,78億円を稼いだAV界最初のスーパースター。
小林まこと【Kobayashi Makoto】
 漫画家。
小林よしのり【Kobayashi Yoshinori】 漫画家,シナリオライター。1953年福岡出身。本名・小林善範。
小比類巻かほる【Kohiruimaki Kahoru】 ミュージシャン。1967年青森出身。1985年10月歌手デビュー。ブラック・ミュージックを大胆且つ自然に取り入れた独自の音楽性は,高い評価を得,80年代中期を代表する女性ヴォーカリストのひとりとなる。
小森収【Komori Osamu】 編集者。1958年福岡出身。大阪大学卒業。芝居好きが嵩じて1984年4月,ニューズ・レター,週刊「初日通信」を創刊。80年代の演劇文化を支えた。
小柳トム【Koyanagi Tom】 
近藤達郎【Kondo Tatsuo】
 ミュージシャン。1957年東京出身。チャクラ,ウニタ・ミニマなどのバンドでキーボード,作曲などを担当。
近藤等則【Kondo Toshinori】
 ジャズ・トランペット奏者。
近藤ようこ【Kondo Yoko】 漫画家。


サ 

サイトウマコト【Saito Makoto】 グラフィック・デザイナー。
斉藤唯【Saito Yui】 アダルトビデオ女優。
斉藤洋介【Saito Yosuke】 役者。
西原理恵子【Saibara Rieko】 漫画家。
柴門ふみ【Saimon Fumi】 漫画家。1957年徳島出身。本名・弘兼準子。お茶の水女子大学卒業。1980年デビュー。1983年「P・S・元気です、俊平」で講談社漫画賞を受賞。テレビドラマ化された「同・級・生」「東京ラブストーリー」,映画化された「新・同棲時代」,エッセイ「恋愛論」などが大ヒット。身近なストーリーと恋愛に対する感性の鋭さが魅力で,女性の恋愛の教祖的存在。「フーミン」の愛称で親しまれる。ペンネームは,ファンである歌手のポール・サイモンに由来する。夫は漫画家の弘兼憲史。
佐内順一郎
 別名・高杉弾。日本大学芸術学部卒業。「JAM」及び「HEAVEN」編集長。
サエキけんぞう【Saeki Kenzo】 ミュージシャン。1958年千葉出身。徳島大学歯学部卒業。少年ホームランズ,ハルメンズでの活動を経て,1982年に窪田晴男らと"パール兄弟"を結成,1986年アルバム「未来はパール」でデビュー。サエキはその先鋭的な作詞能力を高く評価され,数多くのアーティストに作品を提供。主著に「歯科医のロック」「This is サエキングダム」「ヌードなオニオン」「純情ロック病院」など。
三枝成彰【Saegusa shigeaki】 作曲家。
冴島奈緒【Saejima Nao】 アダルトビデオ女優。1968年東京出身。端正な容貌とFカップの巨乳で絶大な人気を得る。
酒井法子【Sakai Noriko】 アイドル歌手。1971年福岡出身。1986年にビデオディスク「YUPPIE」をリリースし,1987年には「男のコになりたい」で歌手デビュー,多数の新人賞を受賞。
阪本順治【Sakamoto Junji】 映画監督。
坂本龍一【Sakamoto Ryuichi】 ミュージシャン。1952年東京出身。東京芸術大学大学院音響研究科修士課程修了。
佐川一政【Sagawa Issei】 作家。1949年兵庫出身。パリ・ソルボンヌ大学大学院卒業。1981年パリ留学中に,オランダ人女子大生ルネ・ハルテベルトを殺害ののち食した「パリ猟奇事件」で世界を震撼させる。ラ・サンテ拘置所に拘留中に
唐十郎と文通をはじめ,その記録をもとに唐が著した「佐川君からの手紙」は32万部の大ヒット,1982年度下期の芥川賞に。また,1983年に刊行された,佐川がラ・サンテ拘置所で綴った記録「霧の中」もベストセラーに。1984年,日本に強制送還。以後,「サンテ」「生きていてすみません」「蜃気楼」などの作品を著し,文化人としても活躍。
鷺沢萠【Sagisawa Megumu】
 作家。1968年東京出身。上智大学外国語学部ロシア語学科中退。高校3年のときに書いた「川べりの道」で1987年文学界新人賞を最年少で受ける。1989年「帰れぬ人々」が芥川賞候補,1990年には「果実の舟を川に流して」が三島賞候補になり。1992年「駆ける少年」で泉鏡花文学賞受賞。
桜井郁子【Sakurai Ikuko】 プロデューサー。1954年福岡出身。本名・川崎郁子。
川崎徹の妻。早稲田大学卒業。アナウンサーとしてフジテレビに入社した後,希望して制作に移る。1988年から深夜番組を担当し「カノッサの屈辱」「TVブックメーカー」など,実験的な深夜番組制作で話題に。1992年秋からは幼児向け番組「ウゴウゴルーガ」や民法初の自己批評番組「週刊フジテレビ批評」など,早朝番組も手掛け,深夜・早朝番組が注目されるきっかけをつくった。
桜沢エリカ【Sakurazawa Erika】 漫画家。1963年東京出身。
さくらももこ【Sakura Momoko】 漫画家。
佐々木望 声優。
さそうあきら【Saso Akira】 漫画家。
佐竹雅昭【Satake Masaaki】 空手家。
貞本義行【Sadamoto Yoshiyuki】 アニメーター,漫画家。1962年山口出身。1981年,大学在学中に雑誌「週刊少年チャンピオン」で漫画家デビュー。大学卒業後,アニメスタジオ,テレコムを経て,ガイナックス設立に参加。1987年に公開された,ガイナックスの処女作品である映画「王立宇宙軍オネアミスの翼」(監督:山賀博之)のキャラクターデザイン・作画監督を担当。1995年から1996年にかけて放送され,社会現象にもなったテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(監督:
庵野秀明)ではキャラクターデザインをつとめ,「月刊少年エース」誌上でコミック版を連載する。
佐藤薫【Sato Kaoru】 ミュージシャン。
佐藤克之【Sato Katsuyuki】
カーツ佐藤
さべあのま【Sabea Noma】
 漫画家,イラストレーター。1956年大阪出身。跡見学園短期大学卒業。1970年代後半,「ペケ」や「コミック・アゲイン」,などに作品を発表し,注目される。主な漫画作品に「地球の午后三時」などがあり,
橋本治作「桃尻娘」シリーズ,新井素子作「結婚物語」シリーズなどの装丁・挿絵も手掛ける。
鮫肌文殊【Samehada Monju】 放送作家。1965年兵庫出身。「ビックリハウス」への投稿などから注目を浴び,のちに「進め!電波少年」などをてがける人気作家となる。
沢田研二【Sawada Kenji】
沢田としき【Sawada Toshiki】
 
沢田隆治【Sawada Ryuji】 テレビプロデューサー。
沢野ひとし【Sawano Hitoshi】 イラストレーター。1944年愛知出身。法政大学文学部中退。椎名誠と親しく「本の雑誌」の表紙や挿絵を手掛ける。また,イラストのほかにもエッセイや小説の分野でも,非凡なる才能を発揮する。主著に「ワニ眼物語」「少年少女物語」「休息の山」など。
椹木野衣【Sawaragi Noi】 美術評論家。1962年埼玉出身。同志社大学文学部卒業。「BT-美術手帖」の編集者を経て武蔵野美術大学映像学科非常勤講師。主著に「シミュレーショニズム-ハウス・ミュージックと盗用芸術」など。
サンプラザ中野【Sunplaza Nakano】 ミュージシャン。1959年山梨出身。本名・中野裕貴。早稲田大学政治経済学部卒業。1980年,幼馴染のパッパラー河合とともに"スーパースランプ"に加入。ライブハウスを中心に音楽活動を展開していたが,ヤマハ主催のミュージックコンテストで出会った"爆風銃"のファンキー末吉,江川ほーじんと共に,1982年4月に"爆風スランプ"を結成。1984年,CBS・ソニーからLP「よい」でレコードデビュー。派手なパフォーマンスや独特のセンスの歌詞が注目を集め,CMソングになったシングル「うわさになりたい」や巧妙なプロモーション活動も手伝って,ニュータイプのエンターテイメント・バンドとして絶大な人気を誇るようになる。そのファン層は小学生から大人まで幅広く,1985年には新人としては異例のスピードで日本武道館でのコンサートを実現させた。
残間里江子【Zanma Rieko】 メディアプロデューサー。アナウンサー,雑誌記者,音楽雑誌「D・Day」編集などを経て,1980年制作会社"キャンディッド"を設立。初仕事としてプロデュースし,同1980年9月に集英社より刊行した山口百恵の手記「蒼い時」は200万部のベストセラーとなり,その手腕を評価される。1983年には平凡社の雑誌「Free」の編集長に就任,1986年には公開座談会「地球は、私の仕事です」をプロデュースするなど,ユニークかつアクティヴに活動。


シ 

椎名桜子【Shiina Sakurako】 作家,映画監督。成城大学在学中に"処女作執筆中"の女子大生作家として,デビューし話題に。1988年に発表された,その処女作「家族輪舞曲」を映画化するにあたり監督もつとめ,1989年に公開される。他の著作に「おいしい水」「それでもわたしは白い服を着たい」など。
椎名誠【Shiina Makoto】 作家。1944年東京出身。
ジェームス三木【James Miki】
 シナリオライター。
宍戸幸司【Shishido Koji】 ミュージシャン。
篠原勝之【Shinohara Katsuyuki】
 芸術家。"クマさん"の愛称で知られる。
島朗【Shima Akira】
 棋士。1963年東京出身。東京都立代々木高校中退。1988年,「竜王戦」で竜王に。将棋の対戦にブランドもののスーツを着用し出場し話題に。将棋の世界の既成のイメージを打破し,多くの女性ファンを呼んだ。
島田久作【Shimada Kyusaku】 役者。
島田紳助【Shimada Shinsuke】 タレント。
島田雅彦【Shimada Masahiko】 作家。1961年東京出身。東京外語大学ロシア語科卒業。大学在学中の1983年に「優しいサヨクのための嬉遊曲」で芥川賞候補となり,一躍注目を集める。以後,連続して候補,落選で話題に。パロディーなどの手法を多用した文体は,新しい世代の文学と評価される。1984年には「夢遊王国のための音楽」で野間文芸新人賞。
島本和彦【Shimamoto Kazuhiko】 漫画家。
島森路子【Shimamori Michiko】 1947年秋田出身。1987年,雑誌「広告批評」の二代目編集長に就任。コメンテーターとしても,鋭い視点を多くのメディアで発揮。
清水ちなみ【Shimizu Chinami】 コラムニスト。1963年東京出身。青山学院大学文学部日本文学科卒業。趣味でやりはじめた,おじさんの生態調査を,1987年より「週刊文春」上で連載。その鋭い観察眼と分析能力が注目を浴びる。単行本「おじさん改造講座」は10万部のベストセラーとなり,映画化も。他の著作に「顔からでまかせ」「常務の野望」など。
清水信之【Shimazu Nobuyuki】 ミュージシャン,編曲家。1959年東京出身。
清水ミチコ【Shimizu Michiko】
 タレント。岐阜出身。ラジオの構成作家を経て,次第にCMの声のキャラなどをつとめる。1987年にフジテレビの「笑っていいとも」にて全国区デビューを果たし,ものまねやトークで一躍お茶の間の人気者に。以降,ラジオパーソナリティーからテレビ,雑誌,音楽,ホームページなど幅広く活動。
清水靖晃
 ミュージシャン。1954年生まれ。1978年にアルバム・デビュー。1979年,自己のグループ"マライヤ"を結成。土方隆行,笹路正徳,ジミー村川,渡辺モリオ,山木秀夫らが参加していた。ソロ活動も活発に行い,マルチな才能を持ったアーティストとして世界的に評価される。
霜田恵美子【Shimoda Emiko】 イラストレーター。
ジャガー【Jaguar】 ミュージシャン。
ジュネ【Genet】 ミュージシャン。オート・モッドの中心人物。
SYOKO 
白井晃【Shirai Akira】 役者。1957年大阪出身。早稲田大学教育学部卒業。広告代理店に勤務しながら1983年12月に大学の演劇研究会で一緒であった高泉淳子(のち結婚),吉澤耕一とともに劇団"遊◎機械/全自動シアター"を結成,代表をつとめる。
しりあがり寿【Shriagari Kotobuki】 漫画家。1958年静岡出身。本名・望月寿城。妻は漫画家の西家ヒバリ。1971年,多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。小学生の頃から漫画を描き始め,大学では漫画研究会に入り同人誌を出す。大学卒業後はキリンビールに入社,同時に「ビッグコミックスピリッツ増刊号」などでプロの漫画家としてデビュー。宣伝部に勤務する傍ら,「Hanako」「宝島」などに漫画を連載。1994年にキリンビール退社。主な漫画作品に「おらぁロココだ」「エレキな春」など。
士郎正宗【Shiro Masamune】 漫画家。1961年兵庫出身。大阪芸術大学美術学部卒業。大学在学中,同人誌「アトラス」に「ブラックマジック」を発表。1985年単行本「アップルシード」でデビュー。綿密なストーリーとリアルなアクションで,米国など海外で高い人気を得る。1995年には,
押井守監督により「攻殻機動隊」が映画化され,海外でも話題に。


ス 

スージー甘金【Suzy Amakane】 
末井昭【Suei Akira】 
1948年岡山出身。セルフ出版(現・白夜書房)の設立に参加。「ニューセルフ」「ウィークエンドスーパー」「写真時代」「パチンコ必勝ガイド」などを創刊。主著に「素敵なダイナマイト・スキャンダル」「パチプロ編集長」など。
末松正博【Suematsu Masahiro】
 漫画家。1956年福岡出身。日本大学法学部卒業。1984年,「埼果てのサラリーマン」で雑誌「プレイコミック」新人漫画賞を受賞。1985年,講談社の持ち込みをして認められ,雑誌「コミックモーニング」に「右曲がりのダンディー」を連載する。1989年には,同作品は映画化もされる。
すがやみつる【Sugaya Mitsuru】 漫画家。1950年静岡出身。
杉浦日向子【Sugiura Hinako】 漫画家,江戸風俗研究家。1958年東京出身。日本大学芸術学部中退。京橋の老舗の呉服屋に生まれる。1980年,雑誌「ガロ」誌上に「通信室乃梅」を発表しデビュー。1988年6月,荒俣宏と結婚するも,同1988年暮れには離婚。1993年には漫画家廃業を宣言。
杉作J太郎【Sugisaku Jtaro】 漫画家。1961年愛媛出身。
杉田成道【Sugita Shigemichi】
 テレビディレクター。
杉林恭雄【Sugibayashi Yasuo】 ミュージシャン。1957年生。1982年,"くじら"結成する。
鈴木いづみ【Suzuki Idumi】 1949年生。
鈴木賢司【Suzuki Kenji】 ミュージシャン。1964年東京出身。11歳の頃からギターをはじめ,1980年9月シンコー・ミュージック主催の「ヘビーメタル・コンテスト」で1位に,高校生ギタリストとして各方面より注目を浴びる。1983年11月21日,アルバム「Electric Guitar」でエピック・ソニーよりデビュー。
鈴木さえ子【Suzuki Saeko】 ミュージシャン。
鈴木清順【Suzuki Seijun】 映画監督。
鈴木智文【Suzuki Tomofumi】 ミュージシャン。
鈴木裕 セガの大ヒットアーケードゲーム「ハングオン」「アウトラン」などを開発したゲームクリエイター。


セ 

千石イエス【Sengoku Jesus】 


ソ 

相米慎二【Somai Shinji】 映画監督。1948年青森出身。
祖父江慎【Sofue Shin】 デザイナー。
空山基【Sorayama Hajime】 イラストレーター。1947年愛媛出身。


タ 

高泉淳子【Takaizumi Atsuko】 役者。黒色テントに触発され,早稲田大学入学後,演劇研究会に。1983年大学卒業とともに,吉澤耕一,白井晃(のち結婚),らと劇団"遊◎機械/全自動シアター"を結成。"ランドセルを背負ったら日本一"とも称され,小学生男子役を得意とする。
高木完【Takagi Kan】 ミュージシャン。1961年生。1981年から1984年まで東京ブラボーにて活動。のちに,
藤原浩とラップ・ユニットの"タイニー・パンクス"を結成し,日本のヒップホップ黎明期を支える。
高取英【Takatori Ei】 劇作家,マンガ評論家。1952年生。大阪市立大学卒業。「漫画エロジェニカ」編集長,寺山修司のスタッフを経て,劇作家,演出家に。主著に「寺山修司論」「聖ミカエラ学園漂流記」「少年マンガ画報」「あしたのジョーの大秘密」「ドグラマグラ月蝕版」など。
高田純次【Takada Junji】
 俳優。1947年東京出身。本名・高田純次。
高田延彦【Takada Nobuhiko】
高田文夫【Takada Fumio】
 放送作家。
高野文子【Takano Fumiko】
 漫画家。1957年新潟出身。東京都立衛生看護看護専門学校卒業。看護婦を経て漫画家に。主な漫画作品に「絶対安全剃刀」「おともだち」「ラッキー嬢ちゃんの新しい仕事」「るきさん」「棒がいっぽん」など。
高橋章子【Takahashi Akiko】
 1952年東京出身。武蔵野美術大学卒業後,1975年月刊「ビックリハウス」編集部へ。1977年,同誌の二代目編集長に就任。
糸井重里「へんたいよいこ新聞」などを企画。
高橋源一郎【Takahashi Genichiro】 
小説家。1951年広島出身。全共闘運動に参加。横浜国立大学経済学部を中退し,労働者生活を10年間送る。小説に目覚め,1981年「さようなら、ギャングたち」が第4回群像新人長編小説優秀作に。「ポップ小説」との評価を得た。1988年,「優雅で感傷的な日本野球」で第1回三島賞を受ける。文学に限らず素材を選択,批評し話題に。競馬ファンとしても有名。
高橋佐代子【Takahashi Sayoko】 ミュージシャン。1965年東京出身。19809年3月,小嶋さちほ率いる"ゼルダ"の演奏に飛び入りで歌い,それ以来メンバーとなる。以後,ライヴ活動を続け,1982年8月25日アルバム「セルダ」でデビュー,日本女性ロック・シーンの先駆としてそのポジションを確立す。1997年のゼルダ解散後は積極的にソロで活動。
高橋利幸【Takahashi Toshiyuki】→
高橋名人
高橋名人【Takahashi Meijin】 テレビゲーム名人。1959年北海道出身。本名・高橋利幸。1982年ハドソンに入社。1985年頃,10秒間に16回,ファミコンのボタンを押す妙技"16連射"が月刊「コロコロコミック」誌上から火がつき子供たちのカリスマに。モデルとなったファミコンソフト「高橋名人の冒険島」も大ヒット。ライバルであった毛利名人(毛利公信)とのゲーム対決は映画にもなった。1986年には「RUNNER」で歌手デビュー。モデルとなったマンガ「高橋名人物語」など,クロスメディアに活動。1986年秋頃には"高橋名人逮捕"というデマゴーグが子供らの間に蔓延するなど,あらゆる意味で子供たちのスタァであった。
高橋悠治【Takahashi Yuji】
 作曲家,ピアニスト。1938年東京出身。桐朋学園大学中退。
高橋留美子【Takahashi Rumiko】 漫画家。1957年新潟出身。日本女子大学文学部史学科卒業。80年代を代表する漫画家のひとりであり,少年誌でメジャーになったはじめたの女性漫画家。1980年3月大学卒業後「うる星やつら」を「週刊少年サンデー」誌上に発表。爆発的ヒットに。
高部知子【Takabe Tomoko】 
滝田洋二郎【Takita Yojiro】 映画監督。
田口賢司【Taguchi Kenji】
田口トモロヲ【Taguchi Tomoro】 ミュージシャン,俳優。1958年東京出身。本名・田口智朗。大学中退後の1978年に瓜生良介主催の劇団"発見の会"に美術スタッフとして参加するが,のちに俳優に方向転換し,「不純異星交遊」で初舞台を踏む(当時は,田口智朗名義で)。1983年,内藤誠監督「俗物図鑑」で映画デビュー。内田栄一主催の劇団"WA"に参加し,「佐川君の作り方」に出演,内田とともに演出もてがける。当時,演劇と並行して漫画家,フリーライター,歌手としても活動し,ロックバンド"ばちかぶり"のヴォーカリストをしてライヴを行うほか,インディーズのナゴムレコードからレコードも発売し,音楽マニアからの熱い支持を得た。1984年には金子正次の脚本遺稿集「竜二・ちょうちん」の装丁を担当。
宅八郎【Taku Hachiro】 フリーライター,おたく評論家。1962年静岡出身。
竹内義和【Takeuchi Yoshikazu】 1955年和歌山出身。
竹熊健太郎【Takekuma Kentaro】 編集家,漫画原作者,ライター。1960年東京出身。桑沢デザイン研究所中退後,自販機本ライター&編集者となる。自販機業界壊滅後は主にマンガ雑誌を中心に活動,記事企画やマンガ原作を手掛ける。相原コージと組んで連載した「サルでも描けるマンガ教室」が大ヒット,漫画評論の新たな形としても高く評価される。そのほかの作品に,編著をてがけた「庵野秀明パラノ・エヴァンゲリオン」,エッセイ「私とハルマゲドン」,インタビュー集「箆棒な人々」などがある。
武田久美子【Takeda Kumiko】 アイドル。
竹中直人【Takenaka Naoto】 役者,コメディアン,歌手,エッセイスト,映画監督。1956年神奈川出身。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。劇団青年座在籍中の1983年にテレビ朝日系「テレビ演芸」でデビュー。初映画監督作品「無能の人」は1991年ヴェネチア国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞。
武部聡志【Takebe Satoshi】 ミュージシャン。
武村光裕【Takemura Mitsuhiro】
 メディア美学者。1954年東京出身。芝浦のディスコ「ゴールド」や六本木のジム「ブレイン・マインド・ジム PSY」をプロデュースした研究者。
武豊【Taka Yutaka】 騎手。
たこ八郎【Tako Hachiro】
 ボクサー。
田島貴男【Tajima Takao】 ミュージシャン。
田尻智【Tajiri Satoshi】 
立花ハジメ【Tachibana Hajime】 デザイナー,ミュージシャン。
タナカカツキ【Tanaka Katsuki】 漫画家,ビデオ作家,CGアーティスト。1966年大阪出身。京都精華大学デザイン科卒業。1985年より漫画家として活動する一方,ミュージシャンを志し,20以上のバンドとあらゆる楽器に手を出すが,失敗。上京後,「笑っていいとも」の構成やマシュマロウェーブに参加。ここで出会った俳優の小林拓生と映画作りを目指し,1991年に"文学坐り"を結成。1992年,実験映画の登竜門といわれるドイツ・カールスルーエで開催の国際シネビデオフェスティバルに招かれ出品,アンコール上映をはたす。1993年に漫画作品「りん子」を刊行。1994年から天久聖一と共著で「バカドリル」シリーズを刊行。
田中圭一【Tanaka Keiichi】 漫画家。1962年生。サラリーマンとして社会活動を送る一方,雑誌「劇画村塾」に「ドクター秩父山」を連載,一躍人気漫画家に。
田中紀之【Tanaka Noriyuki】 
田中康夫【Tanaka Yasuo】
 作家,政治家。1956年東京出身。1980年,一橋大学在学中,皮膚感覚を頼りに行動する若者達の青春を描いた「なんとなく、クリスタル」が文藝賞を受賞し,一躍100万部を越すベストセラーに。大学卒業後,小説はもとより,政治から恋愛までを等価に語りつづけている。ほかの著作に「オン・ハッピネス」「ファディッシュ考現学」「H」「東京ペログリ日記」など。
種ともこ【Tane Tomoko】 ミュージシャン。
田原桂一【Tahara Keiiichi】
 写真家。1951年京都出身。
喰始【Tabe Hajime】 放送作家。1984年6月,東京ヴォードヴィルショーの若手俳優らとともに,"WAHAHA本舗"を結成。下ネタ,差別ネタなど過激なお笑いを産み出す。
タム
たむらしげる【Tamura Shigeru】
 
タモリ【Tamori】 
俵孝太郎【Tawara Kotaro】 政治評論家。
俵万智【Tawara Machi】 歌人。1962年大阪出身。早稲田大学第一文学部卒業。大学在学中に作歌をはじめ,1986年「八月の朝」50首で角川短歌賞を受ける。1987年刊の「サラダ記念日」が大ベストセラーになり,88年には同書で第32回現代歌人協会賞を受賞。主著に「りんごの涙」「恋する伊勢物語」「三十一文字のパレット」など。
ダン池田【Dan Ikeda】 指揮者。1985年に芸能人暴露本「芸能界本日も反省ノ色ナシ」を発表。本書は,大きく反響を呼び,続編をあわせて70万部のベストセラーになる。だが,その引き換えとしてテレビ業界を追放さる。
ダンプ松本【Dump Matsumoto】 プロレスラー。


チ 

近田春夫【Chikada Haruo】 ミュージシャン。
千倉真理【Chikura Mari】
 女子大生タレント。
ちば拓 漫画家。
地引雄一 写真家。1980年,
小嶋さちほ,松本進介の3人でインディ・レーベル"ジャンク・コネクション"を設立。そこからゼルダやリザードの作品をリリース。1981年には,地引はひとりで,新レーベル"テレグラフ"を始動。ここからは,オート・モッドをはじめ,ノン・バンド,バナナリアンズ,すきすきスウィッチ,コンクリーツ,あけぼの印など東京ロッカーズの流れを汲む日本のパンク/ニューウェイヴの重要バンドの作品をリリースした。
チャーミー【Charmy】 ミュージシャン。1961年生。1981年にラフィン・ノーズを結成。1983年に自らのレーベル"AAレコード"を設立。ラフィン・ノーズはインディーズ御三家とも呼ばれ,80年代中期のロックシーンを牽引する。
中尊寺ゆつこ【Chusonji Yutsuko】 漫画家。駒沢大学在籍時,ロシアバレエ団を結成し,ボーカルを担当,ナゴムレコードからレコードをリリース。また,ケイト・ブッシュのファンクラブ会長もつとめた。
宙也【Chuya】
 ミュージシャン。
ちわきまゆみ【Chiwaki Mayumi】 
ミュージシャン。1963年生。


ツ 

つかこうへい【Tsuka Kohei】 1948年福岡出身。本名・金原峰雄。1974年「熱海殺人事件」で第18回岸田戯曲賞を受賞。1982年「蒲田行進曲」で第86回直木賞を受賞。
塚本晋也【Tsukamoto Shinnya】 映画監督,俳優。
九十九一【Tsukumo Hajime】 
辻仁成【Tsuji Hitonari】
 ミュージシャン,作家。1959年東京出身。1989年「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。
土屋耕一【Tsuchiya Koichi】 
筒見待子【Tsutsumi Machiko】 愛人バンクの創始者。1983年12月に逮捕される。
紡木たく【Tsumugi Taku】 漫画家。1964年神奈川出身。1982年『別冊マーガレット』誌上に「待ち人」でデビュー。ティーンエイジャーの繊細に揺れる心情をセンチメンタルに描いた「ホットロード」は同世代の熱い支持を受け単行本は全4巻で700万部の大ベストセラーとなる。
津村耕祐【Tsumura Kosuke】 ファンッションデザイナー。1959年埼玉出身。東京デザイナー学園中退。1982年には装苑賞を受ける。1983年より入社した三宅デザイン事務所にて,三宅より学んだ,"何でもあり,がファッション"をモットーとし,柔軟で先鋭的な作品を生み出す。1992年からは,"K-ZELLE(ケイゼル)"のデザイナーに。


テ 

デーモン小暮 歌手。BC98038年生(自称)。早稲田大学在学中の1985年,小暮率いるロックバンド"聖飢悪U"は「悪魔が来たりてヘヴィメタル」でデビュー。その特異なキャラクターでテレビ,CM,評論など多方面で活躍。
勅使川原三郎【Teshigawara Saburo】 舞踊家,振付家。1953年東京出身。
手塚真【Teduka Makoto】 映画監督,ヴィジュアリスト。1961年生。父は手塚治虫。日本大学芸術学部映画科卒業。映画・ビデオをはじめに視覚メディアの製作,演出,企画ほか,執筆,パフォーマンスなど,多方面での表現活動を行う。主な映画監督作品に「MOMENT」「星くず兄弟の伝説」など。
テリー伊藤【Terry Ito】
伊藤輝夫
でんでん【Denden】 


ト 

戸川京子【Togawa Kyoko】 タレント,女優。1964年東京出身。戸川純の妹。小学生の頃から劇団ひまわりに属し,子役として多くのテレビ番組に出演。手塚真が監督した映画「星くず兄弟の伝説」では主人公マリモを好演。
戸川純【Togawa Jun】 女優,歌手。1961年東京出身。関東学院大学中退。妹は戸川京子。小学生の頃から劇団ひまわりに所属し,1975年テレビドラマ「しあわせ戦争」でデビュー。1981年頃,ハルメンズの上野耕路とゲルニカを結成し,ニューウェイヴ・ファンの熱狂的支持を得る。1984年,ファースト・ソロ・アルバム「玉姫様」を発表,ファン層を拡大した。その他,テレビや映画にも異色のキャラクター性を買われ多数出演。仲畑貴志がコピーを手掛けたTOTOウォシュレットのテレビCM「おしりだって洗ってほしい」で,更に知名度上昇。
戸塚宏【Toduka Hiroshi】 戸塚ヨットスクール校長。1983年6月13日,傷害致死容疑で逮捕。
戸田恵子【Toda Keiko】
 歌手,女優,声優。
戸田誠司【Toda Seiji】 ミュージシャン。1958年生。
冨田勲【Tomita Isao】
 音楽家,シンセサイザー演奏家。1932年東京出身。大学在学中に作曲を学び,1956年にメルボルン五輪参加の日本選手団の音楽を作曲。その後,NHK大河ドラマのテーマ音楽を担当し注目される。1972年からシンセサイザー音楽にとりくみ,アメリカRCAレコードと契約。1984年にはドナウ川で「宇宙賛歌」,1986年にはハドソン川で「地球賛歌」,1988年には長良川で「人間賛歌」を成功させ,音楽を通じた世界平和を訴え続ける。
富田靖子【Tomita Yasuko】 女優。1969年生。当時,高校生作家として注目された
堀田あけみの自伝的処女小説「アイコ十六歳」の映画化のため,オーディションに応募し,12万7千人の中からヒロイン役を獲得,14歳で映画デビュー。自然で生き生きとした演技で人気を得る。1984年朝間義隆監督の「ときめき海岸物語」で日本アカデミー賞新人賞を受ける。1985年には大林宣彦監督映画「さびしんぼう」に主演し,おおさか映画祭で主演女優賞を受賞。1987年には,市川準の映画監督デビュー作「BU・SU」に主演,映画,テレビ,舞台など,実力派女優として高く評価されている。
富野由悠季【Tomino Yoshiyuki】 アニメーション作家。1941年神奈川出身。本名・富野善幸。
豊田薫【Toyota Kaoru】 アダルトビデオ監督。
豊丸【Toyomaru】 AV女優。1967年鹿児島出身。1988年6月,SAMMの「吸引力史上最強のワイセツ」でデビュー。超淫乱女優として大ブレイク。野菜やバイブ挿入で白目をむく日本人離れした凄まじい痴態で人気。テレビにも積極的に出演しタレントとしても活躍。
とり・みき【Tori Miki】 漫画家。1958年熊本出身。
鳥山明【Toriyama Akira】 漫画家。
どんと ミュージシャン。本名・久富隆司。


ナ 

内藤裕敬 1980年10月に大阪芸術大学舞台芸術科の学生を中心に"南河内万歳一座"を旗揚げ。ノスタルジックなロマン溢れる作品を得意とし,80年代の関西小劇場ブームの担い手の一人となる。
直江喜一【Naoe Kiichi】 俳優。1980年秋より放送された「3年B組金八先生」第2シリーズの事実上の主人公"加藤優"を好演。
中川敬【Nakagawa Takashi】
 ミュージシャン。
中川比佐子【Nakagawa Hisako】 モデル。
中沢新一【Nakazawa Shinichi】 宗教学者。1950年山梨出身。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。著書に「チベットのモーツァルト」「雪片曲線論」などがあり,
浅田彰らと共にニューアカデミズムの旗手の一人といわれ,CMやファンッション誌にも顔を出す型破りな学者。
中島伊津子【Nakashima Itsuko】 ファッション・デザイナー。1951年大分生。1972年東京デザイナー学園卒。1975年、一珠からニコルに移籍、「ニコル」ブランド担当のデザイナーに。1983年からは松田光弘を継いで同ブランドのチーフ・デザイナーとなり、新風を吹き込んだ。
中嶋朋子【Nakajima Tomoko】 女優。
中島らも【Nakajima Ramo】 コピーライター,構成作家,エッセイスト,小説家。1952年兵庫出身。大阪芸術大学放送学科卒業。失業中,コピーライター養成講座に通い,広告代理店に入る。1982年,漫画入り広告が若者の間で大評判に。ギャグに満ち溢れたコピーやエッセイ,テレビ番組の台本などを書き,タレント役もこなす。劇団"リリパット・アーミー"主宰。主著に「啓蒙かまぼこ新聞」「たまらん人々」「頭の中がカユいんだ」「恋は底ぢから」「人体模型の夜」「ガダラの豚」など。
永瀬唯【Nagase Tadashi】
 SF評論家。1952年静岡出身。東京都立大学理学部卒業。理工学系出版者勤務を経て,科学ジャーナリストとして活躍。「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」の設定ベースを担当。モな著書に「疾走のテクノポリス」「欲望の未来」など。
永瀬正敏【Nagase Masatoshi】 男優。
中谷彰宏【Nakatani Akihiro】 作家,俳優。1959年大阪出身。1978年,大阪府立三国丘高校卒業。1983年,小説「目覚し時計の夢」で学生作家としてデビュー。1984年,早稲田大学第一文学部演劇科卒業,博報堂入社。博報堂では,CMプランナーとしてテレビ・ラジオCMの企画・演出をする。1987年,ACCラジオCM賞受賞。1991年独立。就職活動の指南書「面接の達人」シリーズは,就職活動をする学生のバイブルに。
中野久美子【Nakano Kumiko】 漫画家。1962年生。「ポパイ」「平凡パンチ」「宝島」などに漫画を掲載。「翻訳の世界」で"ズッコン訳ランド"を担当。主な作品に「モヒカン女子高生」「GOGOクリ太郎くん」などがある。
中野D児
永野一男【Nagano Kazuo】
 豊田商事会長。1985年6月18日午後4時20分頃,大阪北区の自宅マンションでいたところを,飯田篤郎と矢野正計に刺殺される(当時32歳)。その模様がテレビを通じて全国に放送された。
中野裕通【Nakano Hiromichi】 ファッションデザイナー。
中野裕之【Nakano Hiroyuki】 TVディレクター,映画監督。読売テレビ社員として,
中島らもを台本に起用し竹中直人らにシュールで過激なギャグを演じさせた大阪発のコント番組「どんぶり5656」を世に送る。
永野護【Nagano Mamoru】 アニメーター,漫画家。1960年京都出身。1983年にサンライズ入社。1984年にTVアニメシリーズ「重戦機エルガイム」のキャラクターとメカニカルデザインを担当。続いて,1985年「機動戦士ガンダムZ」のキャラクターとメカニカルデザインデイレクターを担当し,注目される。同1985年,漫画「フール・フォー・ザ・シティ」を発表。1986年には,「ファイブスター物語」を執筆開始,壮大な世界観と流麗で緻密な描写で熱狂的な支持を得る。
中野翠【Nakano Midori】 コラムニスト。1946年埼玉出身。早稲田大学政治経済学部を卒業後,出版社勤務を経てフリーのコラムニスト,映画評論家に。毒気のあるコラムで人気を呼ぶ。1987年に勃発した「アグネス論争」では
林真理子と共に日本のフェミニズム運動を批判。主著に「生意気時代」「映画の友人」など。
仲畑貴志【Nakahata Takashi】 コピーライター。1947年生。
中原信雄【Nakahara Nobuo】 ミュージシャン。
中村光一【Nakamura Koichi】
 テレビゲーム「ドアドア」を開発。社会現象にもなったフォミコンソフト「ドラゴンクエスト」のプログラムを担当する。
仲村トオル【Nakamura Tooru】 男優。
中村有志【Nakamura Yuji】 パントマイマー,役者。1956年福岡出身。劇団テアトル・エコーの養成所を1978年に卒業し,1981年にコントグループ"東京バッテリー工場"を結成。1983に解散後,中村ゆうじの芸名でパントマイマーとして独立。1984年,テレビ朝日「ザ・テレビ演芸」の第7代グランド・チャンピオンに。深夜番組「グッドモーニング」や「プレイボーヤクラブ」,「パオパオチャンネル」「いただきます」などのテレビ番組で,その独特の"ギャグマイム"が注目される。同時に舞台活動も積極的に展開し,大竹まこといとうせいこう竹中直人,らと組んだ"シティボーイズ・ショー"やその発展形であるギャグ・ユニット"ラジカル・ガジベリビンバ・システム(R・G・S)"の公演に参加。精鋭的で知的な笑いが展開される中,中村の"肉体性による笑い"が異彩を放った。R・G・S活動休止後は,ソロ公演や映画,テレビなど分野を問わず多方面で活躍。
中森明夫【Nakamori Akio】 ライター,編集者。1960年三重出身。1982年,仲間たちとミニコミ「東京おとなクラブ」を発行。1985年「朝日ジャーナル」誌上の「新人類の旗手たち」に登場。主著に「東京トンガリキッズ」「オシャレ泥棒」「瞳に星な女たち」など。また,「おたく」「チャイドル」の名付け親としても知られる。
中森明菜【Nakamori Akina】 アイドル歌手。
永山則夫【Nagayama Norio】 連続射殺犯。1949年北海道出身。幼い頃に一家離散。中学校卒業後,集団就職で上京。1968年米軍横須賀基地からピストルを入手し,その後の約1ヶ月間に東京,北海道,京都,北海道,名古屋でタクシー運転手らを射殺。1969年に逮捕。公判で「無知が事件を生んだ。無知を生む貧乏が憎い」と主張したが、最終的には死刑が確定。獄中で「無知の涙」「人民のカナリア」を執筆,「木橋」で1983年新日本文学賞を受賞。1997年8月1日死刑執行。
梨本勝【Nashimoto Masaru】 芸能レポーター。
夏目雅子【Natsume Masako】 女優。
生瀬勝久【Namase Katsuhisa】 役者。1960年兵庫出身。同志社大学文学部社会学科在学中に喜劇研究会に入り,槍魔栗三助の芸名で落語や漫才,コントに活躍する。20歳のときに,つかこうへいの芝居に出会い,学内サークルで舞台に立っていたところを劇団そとばこまちの初代団長だった辰巳琢郎に見初められて,1983年に同劇団に入団。いくつかの舞台を経て1988年には第4代座長となり,脚本・演出も手掛けるようになる。また同1988年には,NHK「純ちゃんの応援歌」でテレビ・ドラマにも初出演し,一方で読売テレビ「週刊TV広辞苑」「現代用語の基礎体力」などの関西ローカルのバラエティ番組や,ラジオのレギュラーで絶大な支持を得る。
なんきん【Nankin】
 漫画家。「天才!! たけしの元気が出るテレビ」のオープニングアニメで一躍全国区になったエロ・グロ・ナンセンスなマンガの描き手。主な漫画作品に「南京漫画」「スゲエ」など。
ナンシー関【Nancy Seki】 消しゴム版画家,コラムニスト。1962年青森出身。本名・関直美。卓抜した手先の器用さでものする消しゴムのハンコが学生時代,
えのきどいちろうらの目にとまり1984年にプロデビュー。以来,その鋭い観察眼によるTV批評にも定評があり,様々な雑誌で活躍を続ける。主著に「何様のつもり」「小耳にはさもう」「テレビ消灯時間」「聞く猿」など。


ニ 

西岡琢也【Nishioka Takuya】 脚本家。1956年京都出身。1978年にフリー助監督となり,1979年に脚本家デビュー。映画「ガキ帝国」(井筒和幸監督)で一躍注目される。
西村繁男【Nishimura Shigeo】 1938年東京出身。早稲田大学第一文学部卒業後,1962年に株式会社集英社に入社。幼年誌「日の丸」,少年誌「少年ブック」編集部を経て,1968年に創刊スタッフとして「少年ジャンプ」編集部へ。1978年より8年間,同誌編集長を務める。主著にに「さらばさが青春の『少年ジャンプ』」。
西村茂樹【Nishimura Shigeki】
 ミュージシャン。
西村しのぶ【Nishimura Shinobu】 漫画家。
西村知美【Nishimura Tomomi】 アイドル歌手,女優。1970年山口出身。1985年雑誌「MOMOCO」が催した第1回ミス・モモコ・グランプリ大会で優勝,翌1986年「夢色のメッセージ」で歌手デビュー。同1986年,映画「ドン松五郎の生活」に主演。また,その強烈なボケキャラで,バラエティ,CMなどで幅広く活動する。愛称は"トロリン"。
西村雅彦【Nishimura Masahiko】 役者。1960年富山出身。東洋大学卒業。
蜷川幸雄【Ninagawa Yukio】 演出家。1935年埼玉出身。ダイナミックな舞台作りと,稽古の厳しさは知る人ぞ知る。1955年,劇団青俳に入り,俳優生活を送る。1969年,清水邦夫らと"劇団現代劇場"を結成,「真情あふれる軽薄さ」で演出家デビュー。1973年フリーになり,東宝の舞台を中心に「王女メディア」などを手掛ける。1987年にはロンドン公演「NINAGAWA・マクベス」で成功をおさめ,世界的演出家のひとりに。


ヌ 

沼田元気【Numata Genki】 


ネ 

根岸吉太郎【Negishi Kichitaro】 映画監督。
ねじめ正一【Nejime Shoichi】 作家。
根本敬【Nemoto Takashi】
 漫画家。1958年東京出身。


ノ 

野沢直子【Nozawa Naoko】 タレント。1963年東京出身。叔父である野沢那智の紹介で入団した劇団テアトル・エコーを経て,吉本興業に入り,1984年にテレビ東京系「おもしろプレヌーン」で本格デビュー。
野島伸司【Nojima Shinji】 シナリオライター。
野田秀樹【Noda Hideki】 劇作家,演出家,俳優。1955年長崎出身。東京大学中退。1976年,大学在学中に劇団「夢の遊民社」を結成。奇抜な言葉遊び,踊り,跳ねるスピード感,時空間を超えた奔放な劇構成,宇宙的とも言える叙情世界で若者たちを陶酔させた。1983年には「野獣降臨」で岸田戯曲賞を受賞。一公演で5万人の客を集める人気劇団となったが,1992年に突如解散。主な戯曲に「ゼンダ城の虜」「贋作・桜の森の満開の下」など。
野々村文宏【Nonomura Fumihiro】 
野宮真貴【Nomiya Maki】 ミュージシャン。1960年北海道出身。1981年発売のハルメンズのアルバム「ハルメンズの20世紀」へのコーラス参加を経て,同1981年シングル「女ともだち」でデビュー。のち,
鈴木智文中原信雄の三人で"ポータブル・ロック"を結成,1983年11月発売の「陽気な若き水族館員たち」への参加を経て,1985年12月ファースト・アルバム「キュー・ティー」をリリース。ピチカート・ファイヴのアルバム「女王陛下のピチカート・ファイヴ」「月面軟着陸」などへの参加を経て,1990年に田島貴男の後任として,ピチカート・ファイヴの三代目ヴォーカリストに抜擢される。その類稀なる歌唱力とファッションセンス,ルックスで,バンドの音楽性とヴィジュアルを表現,ピチカート・ファイヴのシンボリックな存在となる。バンド活動以外にもファッションショウや広告キャラクターなどで活躍,国内外問わずファッション・コスメティック業界内での認知度は高く,交流も盛ん。
野村宏伸【Nomura Hironobu】 男優。


ハ 

橋本治【Hashimoto Osamu】 作家。1948年東京出身。東京大学文学部国文学科卒業。在学中に描いた東大駒場祭のポスター「とめてくれるな お母さん」で注目を集める。1977年処女作「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以後,小説,評論を中心に精力的な執筆活動を続けている。ほかの著作に「花咲く乙女のキンピラゴボウ」「秘本世界生玉子」「悔いあらためて」「「シンデレラボーイ・シンデレラガール」「暗夜」「熱血シュークリーム」「蓮と刀」「よくない文章ドク本」など。
蓮實重彦【Hasumi Shigehiko】 フランス文学者,映画評論家。1936年東京出身。
畑正憲【Hata Masanori】 作家。ムツゴロウの愛称で知られる。
花井愛子【Hanai Aiko】 少女小説家。1956年兵庫出身。短期大学を中退し,コピーライター,漫画原作,ライターなど経て,1987年4月,講談社の文庫シリーズ"ティーンズハート"に「一週間のオリーブ」でデビュー。以来,着実にヒット作を産み続け,「山田ババアに花束を」は舞台化も。神戸あやか,浦根絵夢のペンネームも持つ。
馬場康夫 映画監督。
早川愛美【Hayakawa Manami】 アダルトビデオ女優。1967年生まれ。高田馬場のファッションヘルス「サテンドール」で注目を集め,「海賊チャンネル」への出演を機に沸騰した人気をバネに1985年宇宙企画より「ヒロイン愛美」でアダルトビデオデビュー。アメリカ人とのクォーターゆえのエキゾチックな容貌で人気を博し,1990年の引退まで宇宙企画の看板女優として,アダルトビデオ業界の第一線で活躍する。
林あまり【Hayashi Amari】 
林海象【Hayashi Kaizo】 映画監督。
林真理子【Hayashi Mariko】 作家。1954年山梨出身。日本大学芸術学部を卒業後,コピーライターとして活躍。1982年エッセイ集「ルンルン買っておうちに帰ろう」がベストセラーに。1986年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。他の著書に「ウフフの話」「おとなの事情」「嫌いじゃないの」など。
林由美香【Hayashi Yumika】 アダルトビデオ女優。
早瀬優香子【Hayase Yukako】 歌手。カヒミ・カリィに影響を与える。
原一男【Hara Kazuo】 映画監督。
原田治【Harada Osamu】
原田大三郎【Harada Daizaburo】
 1956年福岡出身。筑波大学大学院時代,庄野晴彦と出会い,1985年にラジカルTVを結成する。
羽良多平吉【Harata Heikichi】 グラフィックデザイナー。雑誌「ヘヴン」「レヴ」「クイックジャパン」などの表紙のアートディレクターをつとめる。
原田宗典【Harada Munenori】 作家。
原律子【Hara Ritsuko】 漫画家。1962年東京出身。御厨さと美,いしかわじゅんのアシスタントを経て,1983年「私達はこんなに働いてゐる」でデビュー。旧仮名づかいのネームにHなギャグで人気を博す。主な漫画作品に「ヲホホの園」「奉仕ノ白薔薇」「真珠の小函」など。
半田也寸志【Handa Yasushi】 広告写真家。「流行通信」「ハイファッション」なぞの雑誌での活動を経て,広告写真界に。1986年にてがけたサントリー・ウインターギフトのCFはカンヌ映画祭で賞を受けるなど,国内外の数多くの賞を多数受賞する本格派。


ヒ 

ビートたけし【Beat Takeshi】 
火浦功
 SF小説家。
日景忠男【Hikage Tadao】 
樋口真嗣
久石譲【Hisaishi Jo】
 作曲家。1950年長野出身。国立音楽大学作曲科卒業。黒沢明監督作品の映画音楽を多く手掛けた佐藤勝に師事し,映画音楽の道へ。「風の谷のナウシカ」「魔女の宅急便」などのジブリ作品,「あの夏、いちばん静かな海」などの北野武作品の映画音楽を手掛ける。
ひさうちみちお【Hisauchi Michio】 漫画家,イラストレーター。1951年京都出身。本名・久内道夫。喫茶店や種苗店に勤務する傍らに漫画を描き,南伸坊渡辺和博らを輩出した漫画雑誌「ガロ」より1976年「パースペクティブキッド」でデビュー。以後,「ガロ」「マンガ大快楽」などに作品を発表。主な漫画作品に「理髪店主のかなしみ」,主な文字作品に「山本さん家の場合に於るアソコの不幸に就いて」「ラビリンス」など。
ピストン原田 
桜沢エリカ霜田恵美子らが執筆していた自販機本「EVE」の編集長。
日高のり子【Hidaka Noriko】 声優。
火野正平【Hino Shohei】
 
日比野克彦【Hibino Katsuhiko】 芸術家。1958年岐阜出身。東京芸術大学大学院修了。使い古しの段ボールなどを素材としたイラストやオブジェで知られるポップ・アーティスト。子供の図画工作を思わせる明るく素朴な作風が特色。パリやバルセロナなどで個展を開き,海外からも注目される。商品デザイン,テレビ番組の司会まで幅広く活躍する。日本グラフィック展,ADC展などの大賞受賞。寺山修司作「時代はサーカスの象にのって'84」の舞台美術制作も。1989年,自然保護を訴え「EARTH展」を開く。以降も,多用なジャンルで創作活動を続ける。
氷室冴子【Himuro Saeko】
 少女小説家。1957年北海道生。1975年藤女子大国文学科に入学。在学中に書いた作品が『小説ジュニア』の青春小説新人賞佳作に入選。『小説ジュニア』『コバルト』などに執筆を続け、1980年発表の『クララ白書』の成功で少女小説界に作家として地位を築く。『シンデレラ迷宮』、『なぎさボーイ』、『なんて素敵にジャパネスク』などもベストセラーに。
平口広美【Hiraguchi Hiromi】
 漫画家。
平沢進【Hirasawa Susumu】 
ミュージシャン。1954年東京出身。プログレッシヴバンド"マンドレイク"を母体に1979年にP-MODELを結成。同1979年,P-MODELはワーナー・パイオニアからデビューアルバム「IN A MODEL ROOM」を発表。P-MODELはヒカシュー,プラスチックスとともにテクノポップ御三家と呼ばれた。
広瀬隆【Hirose Takashi】 作家。1943年東京出身。「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」「億万長者はハリウッドを殺すなど,推理小説的手法を駆使してノンフィクションに新しい領域を開く作品を次々に発表する一方,技術優先主義の現代社会構造を鋭く批判。とりわけ原子力発電所の安全性と必要性に強い疑問を投げかけた「東京に原発を」「危険な話」はベストセラーになり,反原発運動を市民層に広げる大きな役割を果たした。"ふつうの主婦"が立ちあがったこの反原発運動は「ヒロセタカシ現象」とも呼ばれた。
ヒロ・ヤマガタ【Hiro Yamagata】
山形博導
日渡早紀
 漫画家。


フ 

藤幡正樹【Fujihata Masaki】 CGアーティスト。1956年東京出身。1985年,株式会社フロッグスを設立し,徹底的にコンピュータ独自の映像表現を求め抜き,多方面にCG作品を提供しつづけている日本のCGアートのパイオニアのひとり。
藤原カムイ【Fujiwara Kamui】 漫画家。1959年東京出身。本郷学園高校デザイン科卒業後,桑沢デザイン研究所に2年在学。デザイン,編集,製版等の仕事を経て,漫画創作活動に。1981年「マンガ宝島」誌上に「バベルの楽園」でデビュー。細密な画法と,秀でた映画的手法は,コミック界では特筆すべきもの。主な漫画作品に「チョコレートパニック」「至福千年」「帝都物語」「雷火」など。
藤原新也【Fujiwara Shinya】 写真家。1944年福岡出身。東京芸術大学中退。
藤原浩【Fujiwara Hiroshi】 ミュージシャン。
ブッチー武者 本名・武者博和。水嶋ぴんと共に結成したコンビ"アッパーエイト"を経て,「オレたちひょうきん族」でザンゲの神様としてブレイクする。
Phew ミュージシャン。1960年生。1979年にアーント・サリーで活動をスタートするが,同1979年に唯一のアルバム「アーント・サリー」を出したのみで解散。1980年には
坂本龍一プロデュースによるシングル「終曲」を,翌1981年にはコニー・プランクを迎えた1st.ソロアルバム「Phew」を発表。
ぶるうたす 筋肉漫談で知られるコメディアン。
古舘伊知郎【Furutachi Ichiro】 アナウンサー,司会者。1954年東京出身。立教大学卒業後1977年にテレビ朝日アナウンサーとして入社。「ワールドプロレスリング」の鋭い語彙センスと,ボルテージの高い過激さで自らの芸風を確立。1984年の退社後はフリーに。以後,司会,DJ,映画,音楽シーンで,独特な話芸と毒舌で大活躍。
古田新太【Furuta Arata】 役者。1965年兵庫出身。本名・古田岳史。兵庫県立伊川谷高校卒業後、大阪芸術大学舞台芸術学部ミュージカル科に進学し,学内劇団であった劇団☆新感線に参加。1984年「宇宙防衛軍ヒデマロ」で初舞台を踏み,以来「炎のハイパーステップ」「俺の愛し方」「スサノオ」ほか同劇団には欠かせない存在に。劇団の看板役者として人気が出ると同時に深夜番組をはじめとするテレビのバラエティ番組にも顔を出し始め,「現代用語の基礎体力」「ムイミダス」「未確認飛行ぶっとい」などに出演。


ヘ 

ペーター佐藤【Peter Sato】 イラストレーター。1945年神奈川出身。本名・佐伯吉憲。
ベンガル 役者。


ホ 

星野ひかる【Hoshino Hikaru】 AV女優。1989年にデビュー。隣のお姉さん的な親しみのあるキャラクターで人気を博す。
細木数子 
細野晴臣【Hosono Haruomi】 ミュージシャン。1947年東京出身。
螢雪次朗【Hotaru Yukijiro】 東京演劇アンサンブルを経て,1984年に螢雪次朗一座を旗上げ。結成まもなくザ・テレビ演芸にて11週勝ち抜き。
堀田あけみ【Hotta Akemi】 小説家。1964年愛知出身。本名・堀田朱美。愛知県立中村高校2年の時,「1980アイコ十六歳」で1981年度文芸賞を受ける。文学賞受賞の史上最年少記録となる。
堀田かつひこ【Hotta Katsuhiko】 漫画家。
布袋寅泰【Hotei Tomoyasu】
 ミュージシャン。1981年"BOφWY"結成に参加。BOφWYとの掛け持ちで,
ジュネ率いるオート・モッドに参加。1986年BOφWYはアルバム「ビート・エモーション」にてついにミリオン・セールスを記録。BOφWY解散後,吉川晃司との"COMPLEX"を経て,ソロに。
堀井雄二【Horii Yuji】 ゲームデザイナー。1954年兵庫出身。漫画家志望で早大漫画研究会に。漫研を本に,という話があり,以後雑誌のライター活動などを始める。資料整理のためにパソコンを導入,1982年に米国製パソコンゲーム「ウィザードリィ」に出会い,のめり込む。翌1983年,ゲームメーカー"エニックス"主催のコンテストに入選。1984年,「ドラゴンクエスト」のシナリオを手掛け,大ヒット。
堀江しのぶ【Horie Shinobu】 巨乳タレントの先駆者。1988年胃癌のため,23歳の若さで逝去。


マ 

前田日明【Maeda Akira】 1959年生。
巻上公一【Makigami Koichi】 ミュージシャン。
マキノノゾミ【Makino Nozomi】 1959年静岡出身。本名・牧野望。同志社大学文学部卒業。1984年より劇団M.O.P.を主宰。同劇団の脚本,演出を手掛ける。
升毅【Masu Takeshi】
 役者。1955年東京出身。1978年に近畿大学商経学部を卒業。大阪放送劇団付属研究所に研究生として所属していた1975年,NHK「紬の里」のスキー客役でテレビ初出演し,俳優としてデビュー。翌1976年に「ロンググッドバイ」で初舞台を踏み,1980年に大阪演劇フェスティバル新人賞を受賞。映画は1981年に井筒和幸監督「ガキ帝国」の明日のジョーこと高常勝役で初出演。その後も,映画では,1987年に阪本順治監督の「どついたるねん」,テレビドラマでは1995年には「沙粧妙子・最後の事件」などに出演し,技巧派の俳優として各界で高く評価されている。
町田康【Machida Ko】→
町田町蔵
町田町蔵【Machida Machizo】 ミュージシャン,作家。1962年大阪出身。1981年にINUを率いて「メシ喰うな」でデビュー,その破壊的世界がロック・ファンの大きな注目を集め,以後,ふな(1982〜),人民オリンピックショー(1984年〜)等のバンドで活動。1982年には,石井聰亙監督の「爆裂都市/バースト・シティ」で映画初主演し,映画ファンにもその圧倒的存在感を知らしめた。1996年には町田町蔵から,本名の町田康に。
町山智浩【Machiyama Tomohiro】 編集者,コラムニスト。1962年東京出身。早稲田大学法学部卒業。宝島社で「宝島」「別冊宝島」「宝島30」編集部に在籍。
町山広美【Machiyama Hiromi】 放送作家。1964年生。1984年からバラエティーを中心にドラマに至るまでテレビ番組の企画・構成を幅広く手掛ける。1990年頃よりコラム,エッセイの執筆も。主著に「イヤモスキー」など
松井菜桜子【Matsui Naoko】 声優。
まついなつき【Matsui Natsuki】 漫画家。東京出身。16歳まで北海道で育つ。高校在学中から漫画,イラスト,エッセイなどの仕事をはじめ,フリーの編集者に。横浜の専門学校で養護教諭の資格を取得。
松浦雅也【Matsuura Masaya】 ミュージシャン。
松岡正剛 
松尾貴史【Matsuo Takashi】
キッチュ
松坂季実子【Matsuzaka Kimiko】
 AV女優。1969年兵庫出身。1989年,短大在学中にダイヤモンド映像より「でっか〜いの、めっけ!」でAVデビュー。Gカップという驚異的なバストで巨乳ブームの火付け役となり,一躍スターダムへ。20本のAVに出演し,1990年引退。
松武秀樹【Matsutake Hideki】
松任谷由実【Matsutoya Yumi】
 ミュージシャン。
松本伊代【Matsumoto Iyo】 アイドル歌手。
松本小雪【Matsumoto Koyuki】 タレント。1966年東京生。1984年千葉県の国府台女子学院卒。高校卒業と同時に雑誌『写楽』の「写楽館」でデビュー。1984年からテレビ朝日の『ウソップランド』のレギュラーに。1985年4月からフジ系『夕やけニャンニャン』のレギュラーに。
松本美緒【Matsumoto Mio】 漫画家。1965年広島出身。本名・森田美緒子。1982年,『ラブリーフレンド』9月号に,「惜春ストリート」を発表しデビューを飾る。10代の少年少女の繊細な心情をセンチメンタルに描く。
丸尾末広【Maruo Suehiro】 漫画家。1956年長崎出身。1980年漫画家としてデビュー。猟奇的で妖艶な画風にコアなファンも多い。


ミ 

三浦和義【Miura Kazuyoshi】 
三浦建太郎【Miura Kentaro】
 漫画家。
みうらじゅん【Miura Jun】 漫画家,イラストレーター。1958年京都出身。本名・三浦純。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業。1980年,大学在学中に「ガロ」誌上にて「ウシの日」で漫画家デビュー。ウシ,ハニワ,怪獣,アナクロ等をネタに作品を発表し,ウシブーム,ハニワブームを呼ぶ。また,イラストやエッセイ,
喜国雅彦と結成したロックバンド"大島渚"のリードボーカルとしても活躍。大島渚はTBSの深夜番組「いかすバンド天国」で「カリフォルニアの青いバカ」を歌い人気を得る。また,仏像への興味が嵩じ,いとうせいこうと大日本仏像連合を結成,仏像巡りの旅をまとめたエッセイ「見仏記」「秘見仏記」を共著で出版している。主な漫画作品に「ボクとカエルと校庭で」「マリッジ」「アイデン&ティティ」,主な文字作品に「マイブームの魂」「青春ノイローゼ」など。
美尾洋乃【Mio Hirono】 ミュージシャン。1963年生。
美加まどか
 ストリッパー。坂田明らと音楽活動も。
三上晴子【Mikami Seiko】 アーティスト。1961年静岡出身。廃棄された機械や金属などを素材としたパフォーマンスで知られる現代アーティスト。1984年に,「鉄くずパフォーマンス」で注目を集め,1985年には廃墟ビルで「滅びビノ新造型・鉄ノ立体三部作」展を催した。
三嶋典東【Mishima Tento】 イラストレーター。1948年北海道出身。
ミスター梅介【Mister Umesuke】 
Mr.マリック
 超魔術師。本名・松尾昭。
見岳章【Mitake Akira】 ミュージシャン。
三谷幸喜【Mitani Koki】
 1961年東京出身。日本大学芸術学部演劇学科在学中の1983年に劇団"東京サンシャインボーイズ"を旗揚げ。作,演出を手掛けるほか,一橋壮太郎の芸名で俳優としても活躍。代表作品に,映画化もされた「12人の優しい日本人」など。同劇団は1994年の公演「東京サンシャインボーイズの『罠』」をもって30年の充電期間に。また,テレビでは,
小林聡美(のち結婚)が出演した「やっぱり猫が好き」のほか,「振り返れば奴がいる」「王様のレストラン」「古畑任三郎」などのヒット作の脚本を手掛け,1997年には「ラジオの時間」で映画監督としてもデビュー。
南伸坊【Minami Shinbo】 イラストライター。1947年東京出身。東京都立工芸高デザイン科で赤瀬川原平に学び,1970年卒業。1972年,青林堂に入社。七年間の漫画雑誌「ガロ」編集を経て,1980年フリーの"イラストライター"(絵描き+雑文書き)に。主著に「モンガイカンの美術館」「笑う写真」「ぼくのコドモ時間」「チャイナ・ファンタジー」「ハリガミ考現学」「笑う大学」など。
美保純【Miho Jun】
 女優。1961年静岡出身。上京して広告代理店でアルバイトをしていた20歳の頃にスカウトされ,1981年にデビュー。その後,1984年には佐伯恭治監督の「高原に列車が走った」に,山田洋次監督「男はつらいよ」に1984年から1987年まで6作にレギュラー出演し,1985年には
森田芳光監督の「それから」に出演。映画,テレビ,舞台などで精力的に活動をつづける。
宮川一朗太【Miyagawa Ichirota】 男優。
三宅一生【Miyake Issei】 ファッションデザイナー。1938年広島出身。パリでジバンシィ,ニューヨークでジェフリー・ビーンのアシスタントをつとめ,才能を認められる。1973年パリ・コレクションに参加して活躍舞台を広げた。アメリカ・ファッションデザイン協議会賞,ニーマン・マーカス賞,モードオスカー賞最優秀外国人デザイナー賞などを次々に受賞,「イッセイ・ミヤケ」の名を世界に高めた。
宮崎勤【Miyazaki Tsutomu】 幼女連続誘拐殺人事件の被告。1989年7月23日八王子市内で幼女相手の強制猥褻未遂の疑いで逮捕。
宮崎駿【Miyazaki Hayao】 
アニメーション作家。1941年東京出身。1963年学習院大学政治経済学部卒業。1964年東映動画に入社。1965年東映動画労働組合員の自主管理による「太陽の王子ホルスの大冒険」の制作に参加。のち東京ムービーに移籍し,「ルパン三世」などのTVアニメの製作に参加。1982年,フリーに。1984年「風の谷のナウシカ」の原作・脚本・監督を担当。以後も,高畑勲と組み「となりのトトロ」で映画賞を総ナメに。「魔女の宅急便」「紅の豚」と美しい映像の魅力に幅広い年代のファンを持つ。1988年度芸術選奨文部大臣賞。他の監督作に「未来少年コナン」「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」など。
宮崎緑【Miyazaki Midori】
 アナウンサー,ジャーナリスト。
宮崎美子【Miyazaki Yoshiko】
宮沢章夫【Miyazawa Akio】 演劇評論家,コラムニスト。1956年静岡出身。多摩美術大学中退後,放送の仕事につく。竹中直人いとうせいこう中村ゆうじ,シティ・ボーイズらとのユニット"ラジカル・ガジベリビンバ・システム"の作・演出担当。また,演劇評,コラム執筆など多彩に活躍。主著に「彼岸からの言葉」など。
宮沢りえ【Miyazawa Rie】 アイドル。
宮島達男【Miyajima Tatsuo】 アーティスト。1957年東京出身。禅や無常といった東洋的な叙情を,テクノロジーを介して表現することで注目される。1989年には,名古屋国際ビエンナーレ・グランプリに輝く。
みやすのんき【Miyasu Nonki】 漫画家。1962年東京出身。"ロリコン・メイカー","洋森しのぶ"などの筆名でエロ漫画誌上にて活躍する傍ら,1981年『月刊少年ジャンプ』誌上に「やるっきゃ騎士」でメジャーデビュー。1986年アダルトビデオ業界を舞台した「冒険してもいい頃」がヒット。
宮西計三【Miyanishi Keizo】 漫画家。
宮本亜門【Miyamoto Amon】 舞台演出家,振付師。1958年東京出身。本名・宮本亮次。玉川大学中退。ダンサーを経て,ロンドンとニューヨークに留学し,舞台作りを学ぶ。1987年,自ら作・演出・振付したミュージカル「アイ・ガット・マーマン」でデビュー。洒落た才気ある演出で大ヒット。翌1988年,同作品で文化庁芸術祭賞を受賞しミュージカルのプリンスに。
宮本茂【Miyamoto Shigeru】 「ドンキーコング」「スーパーマリオブラザーズ」などの任天堂のマリオシリーズを手掛けたゲームクリエイター。
宮本隆司【Miyamoto Ryuji】 写真家。1947年東京出身。


ム 

村上知彦【Murakami Tomohiko】 評論家,編集者。1951年兵庫生。関西学園大学社会学部卒業。「漫金超」編集などを経て,マンガ評論家に。
村上春樹【Murakami Haruki】
 作家。
村上龍【Murakami Ryu】
 作家。
村西とおる【Muranishi Toru】 AV監督。1948年福島出身。ビニ本チェーン店を経営するも警察の大摘発を受け,1983年逮捕,懲役1年6ヶ月,執行猶予4年の有罪判決を受ける。その後クリスタル映像の制作監督となる。1986年,黒木香を主演に監督した「SMっぽいの好き」が2万本の大ヒット,一躍AV界のスター監督に。「ナイスですねー」の名フレーズも産み出す。その後も,次々にヒット作を送りつづけ,1988年にはAV会社ダイヤモンド映像を設立。また,北公次によるジャニーズ事務所暴露本「光GENJIへ」の仕掛け人でもある。


モ 

望月峯太郎【Mochiduki Minetaro】 漫画家。1964年神奈川出身。講談社ちばてつや賞優秀新人賞し,「バタアシ金魚」でデビュー,連載する。主なマンガ作品に「座敷女」「バイクメ〜ン」「お茶の間」「鮫肌男と桃尻女」「ドラゴンヘッド」。
モモヨ【Momoyo】 ミュージシャン。1953年生。本名・菅原保雄。1978年1月,自身を中心とするロックバンド"紅蜥蜴"でデビュー。同1978年5月に"リザード"始動。1980年10月,ヘロイン不法所持で逮捕される。
森高千里
 アイドル,ミュージシャン。
森田芳光【Morita Yoshimitsu】 映画監督。1950年東京出身。
森伸之【Mori Nobuyuki】 1985年頃,「東京女子高制服図鑑」をヒットさせる。


ヤ 

矢尾一樹 声優。
八神康子【Yagami Yasuko】 AV女優。1962年宮崎出身。写真集「隣のお姉さん」の読者投票で見事に一位に輝き,1983年7月「隣のお姉さん」でAVデビュー。同1983年夏,ビデオプレス誌による「第1回ビデオ・クィーンコンテスト」でクィーンに輝き,AV界の最初のアイドルとして各方面で活躍。1985年9月には「ひとり寝のララバイ」でレコードデビューする。
屋敷豪太【Yashiki Gota】 ミュージシャン。
安野ともこ【Yasuno Tomoko】
安彦良和【Yasuhiko Yoshikazu】
 アニメーター,漫画家。
矢玉四郎 
矢野顕子【Yano Akiko】 ミュージシャン。1955年東京出身。
山形博導【Yamagata Hiromichi】 画家,版画家。1948年滋賀出身。筆名,ヒロ・ヤマガタ
山口昌男【Yamaguchi Masao】
山口美江【Yamaguchi Mie】
 タレント,ニュースキャスター。1987年にシバ漬のCFで注目され,テレビ朝日系「CNNヘッドライン」のキャスターに。知性あるバイリンガルタレント,"バイリンギャル"として人気を博す。
山崎浩一【Yamazaki Koichi】 コラムニスト。1954年神奈川出身。早稲田大学政経学部卒業。国際政治から分化芸術,流行風俗,ありとあらゆる素材を独自の視点で自在に論じ分ける希少なコラムニスト。主著に「なぜなにキーワード図鑑」「そこそこトレンディ」「退屈なパラダイス」「書物観光」「情報狂時代」など。
山崎哲【Yamazaki Tetsu】
 1946年宮崎出身。広島大学文学部国文科中退。唐十郎の劇団で演出助手を経た後,1971年に劇団「つんぼさじき」を旗揚げし主宰。1979年に同劇団を解散した後,1980年に劇団「転位21」を結成。1982年,「うぉ傳説」「漂流家族」で第26回岸田國士戯曲賞を受賞。1987年「ジロさんの憂鬱」「エリアンの手紙」「まことむすびの事件」で第21回紀ノ國屋演劇賞を受賞。「うぉ傳説」以降,実際に起きた事件をテーマに<犯罪フィールドノート>と呼ばれるシリーズを上演し,現代を生きる人間の内面を鋭く描きつづける。
山崎春美【Yamasaki Harumi】 ミュージシャン。1958年大阪出身。1977年ガセネタを結成,ヴォーカル担当。翌1978年には自販機本「JAM」に同人として参加。1979年に,ガセネタを解散,1981年に"イヤミ""シビレクラゲ"を経て白石民夫らと"タコ"を始動。1983年1月に,坂本龍一町田町蔵ロリータ順子,篠田昌己,武邑光裕,佐藤薫,工藤冬里,大里俊晴,上野耕路らが参加したファーストアルバムを発表。
山崎美貴【Yamazaki Miki】 タレント、女優。東海大学在学中に,フジTVの深夜番組「オールナイトフジ」に出演。初代"オールナイターズ"により結成された"おかわりシスターズ"にも参加し,番組一の人気者に。のちに,番組卒業後,女優に転向し,のちに猛勉強の末に文学座入り。
山崎洋子【Yamazaki Yoko】 ミステリー作家。1947年京都生。神奈川県立新城高校卒。コピーライター、シナリオライターとして活動したのち、ミステリー作家に転向。『花園の迷宮』(講談社)で1986年度江戸川乱歩賞を受賞。
山田邦子【Yamada Kuniko】 コメディエンヌ。1960年東京出身。
山田五郎【Yamada Goro】
 1958年東京出身。本名,武田正彦。小学校高学年から高校時代を大阪で過ごす。上智大学在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に留学,西洋美術史を専攻する。卒業後,出版社に勤務。情報誌の編集を手掛ける傍ら,ファッションから神学まで幅広い分野で近代批評を展開。主著に「百万人のお尻学」など。
山田芳裕【Yamada Yoshihiro】 漫画家。
山田花子【Yamada Hanako】 漫画家。1967年東京出身。1992年自殺。
山塚アイ【Yamatsuka Eye】 
ミュージシャン。1986年,大阪でボアダムスを結成。
山野一【Yamano Hajime】
 漫画家。1961年福岡出身。立教大学文学部卒業。雑誌「ガロ」を中心に作品を発表。妻は漫画家の"ねこぢる"。ねこぢるの死後は"ねこぢるy"として作品を発表。主な漫画作品に「四丁目の夕日」など。
山本晋也【Yamamoto Shinnya】 映画監督。
山本精一【Yamamoto Seiichi】 1958年兵庫出身。1986年にはボアダムズに加入。1987年に羅針盤を結成。
山本直樹【Yamamoto Naoki】 漫画家。1960年北海道出身。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。
山本耀司【Yamamoto Yoji】 ファッション・デザイナー。1943年東京出身。慶応大学法学部卒業後,文化服装学院に学び,在学中に装苑賞などを受賞。1981年には,パリで最初のコレクションを発表。黒を基調とした新しい概念に基づくモードで
川久保玲らと共に,国内外に大きな衝撃を与えた。
槍魔栗三助【Yarimakuri Sansuke】
生瀬勝久


ユ 

ゆうきまさみ【Yuki Masami】 漫画家。1957年東京出身。高校卒業と同時に上京,新谷かおるのアシスタント(「エリア88」など)をつとめる。1980年,月刊「OUT」誌上に,「ざ・ライバル」でデビュー。1984年3月「少年サンデー25周年増刊号」に「きまぐれサイキック」でメジャー誌に進出。
遊人【Yujin】 漫画家。1959年生。劇画タッチだったエロ漫画業界にアニメタッチの美少女を登場させ業界の潮流自体をも変えるほどの変革をなしとげたエロ漫画界の革命児。主な漫画作品に「校内写生」「ANGEL」「桜通信」など。
湯村輝彦【Yumura Teruhiko】 イラストレーター,漫画家,絵本作家。1942年東京出身。1966年多摩美術大学卒業。1967年に東京イラストレータークラブ新人賞。1985年,毎日デザイン賞,読売広告大賞を受賞。作品集に「湯村輝彦ヒットパレード」「モンスターリミックス」など。


ヨ 

養老孟司【Yoro Takeshi】 解剖学者。1937年神奈川出身。
横井孝二【Yokoi Koji】 「機動戦士ガンダム」の人気キャラを二頭身化した"SDガンダム"シリーズの原案者。1981年,当時中学生であった横井が模型専門誌「模型情報」に投稿したイラストが注目を浴び,1985年8月には満を持して,"SDガンダム"としてガシャポン(キャラクター消しゴム)化。小学生を中心にヒットし,映画やカードダス(キャラクターカード),プラモデルなどもヒットした。
横尾忠則【Yokoo Tadanori】 画家。1936年兵庫出身。
横澤彪【Yokozawa Takeshi】 ゼネラルプロデューサー。1937年群馬出身。
吉岡秀隆【Yoshioka Hidetaka】 男優。
吉田聡【Yoshida Satoshi】
 漫画家。
吉永みち子【Yoshinaga Michiko】 エッセイスト。1950年埼玉出身。1968年東京外国語大学インドネシア語学科に入学するも、すぐに学園闘争の道に。1973年同大学を卒業。在学中から競馬専門紙『勝馬』の記者になり、1975年の『日刊ゲンダイ』創刊に参加。1982年に執筆した『私の二転、三転』が1983年の中央競馬会「優駿エッセイ」最優秀作に。これに加筆を施した『気がつけば騎手の女房』(1984年草思社)は1985年の第16回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
吉本隆明【Yoshimoto Takaaki】 詩人,思想家。1924年生。吉本ばななは娘。東京工業大学卒業。主著に「共同幻想論」「マス・イメージ論」「現在はどこにあるか」など。
よしもとよしとも【Yoshimoto Yoshitomo】
 漫画家。主な漫画作品に「日刊吉本良明」「レッツゴー武芸帖」「東京防衛軍」など。
吉本ばなな【Yoshimoto Banana】 作家,評論家。1964年東京出身。本名・吉本真秀子。吉本隆明の次女。日本大学芸術学部文芸科卒業。アルバイトをしながら書いた短編小説「キッチン」で1987年に第6回「海燕」新人文学賞を受賞。1988年,単行本「キッチン」が第16回泉鏡花文学賞を,1989年「キッチン」「うたかた/サンクチュアリ」が芸術選奨新人賞を,「TUGUMI」が第2回山本周五郎賞をそれぞれ受賞する。孤独や純愛を少女漫画的にさらりと描き,若い女性を中心に支持を得た。他の著書に「哀しい予感」「白河夜船」など。
米沢嘉博【Yonezawa Yoshihiro】 マンガ評論家。1953年熊本出身。明治大学卒業。後のコミケットへと繋がるマンガ同人誌「迷宮」の活動を通じてマンガ評論を執筆。「劇画アリス」「ペケ」などの編集にもたずさわる。その後,マンガを中心とした大衆文化関連の評論・研究を行う。
代々木忠【Yoyogi Tadashi】 
1938年福岡出身。日活系ポルノ映画の監督を経て1981年アテナ映像を創立。独特なドキュメンタリー手法で,以降のAV界に多大な影響を与えた。


リ 

利重剛【Riju Go】 映画監督。
流山児祥【Ryuzanji Sho】 


ロ 

ロリータ順子【Lolita Junko】 本名・篠崎順子。享年25歳で自らの吐瀉物を喉に詰まらせ事故死。山崎春美を中心とする音楽ユニットである"タコ"にボーカルとしても参加。


ワ 

若林健次【Wakabayashi Kenji】 漫画家。1961年福島出身。
わたせせいぞう【Watase Seizo】 漫画家,イラストレーター。1945年福岡出身。早稲田大学法学部卒業。アメリカ的なライフスタイルをカラフルな色使いで描く。主な漫画作品に「ハートカクテル」。
渡辺いっけい【Watanabe Ikkei】
 役者。1962年愛知出身。本名・渡辺一恵。大阪芸術大学在学中の1983年,当時は大阪芸大の学生劇団だった"新感線"に入団,演劇活動をはじめる。大学卒業後に上京,"状況劇場"の一員となり「ジャガーの眼」「御注意あそばせ」「少女都市からの呼び声」「ねじの回転」「少女仮面」などの舞台に出演。1988年に同劇団を退団してからは,
野田秀樹木野花が演出する舞台などに参加し,下北沢や新宿の小劇場を中心に活躍。以後,テレビや映画にも積極的に出演し,個性的な演技派として評価が高い。
渡辺えり子【Watanabe Eriko】
 劇作家,演出家,役者。1978年に"劇団3○○"を結成,1979年に「モ・ス・ラ」を初演する。文学性の高い哲学的な内容が評判を呼ぶ。代表作「ゲゲゲのげ」では第27回岸田國士戯曲賞を受ける。
渡辺浩弐【Watanabe Koji】 ソフトウェア・プロデューサー,コメンテーター,作家。1962年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハイテク・カルチャーの分野を中心に幅広く活動。主著に「1999年のゲーム・キッズ」「デジタルな神様」「BLACK OUT」など。
渡辺和博【Watanabe Kazuhiro】 イラストレーター,エッセイスト。1950年広島出身。崇徳高校卒業後上京,東京綜合写真専門学校に入りカメラマンを目指すが中退し,東京・四谷の美学校に入り赤瀬川原平に師事。1975年,南伸坊の誘いで青林堂に入社。「ガロ」編集長を経て,1980年にフリーに。ヘタウマイラストと独特の文章により,各方面で活躍。1984年に出版した「金魂巻」はベストセラーとなり,「マル金」「マルビ」の流行語を生む。その他の著作に「タラコクリーム」「たらこ筋肉毒電波」「少女の明日」など。
渡辺祐【Watanabe Tasuku】 フリー・エディター,ライター,放送作家。1959年生。早稲田大学文学部中退。雑誌「宝島」在籍時に手掛けた投稿ページ「VOW」注目を浴び,独立後はフリーの編集者として雑誌,テレビ,ラジオなど幅広く活躍。
和田誠【Wada Makoto】
 イラストレーター,漫画家,映画監督。1936年生。1959年多摩美術大学卒業。「週刊文春」の表紙,本の装幀,似顔絵などイラストレーターとしての仕事のほかに,「お楽しみはこれからだ」などの映画随筆,マザー・グースの翻訳,そして絵本など多岐にわたり活躍。「麻雀放浪記」をはじめとする映画の監督としても知られる。


[
ル レ ヲ ン]


[go to index]