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-関西サブカルチャー辞典-

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ダイナマイト関西【Dynamite Kansai】[イベント]
バッファロー吾郎の木村明浩が創始したセメント大喜利大会。それは、一切の虚飾を省き制度化した大喜利によって、真の面白さを有する人間を決する為に行われる笑いの格闘である。
磔磔【Takutaku】[店]
京都市下京区に位置する、関西を代表するライヴハウス。昔の蔵をそのまま利用した店で天井が高く音の抜けもよく、演者側にも評判が高い。
ローザ・ルクセンブルグらがよくライヴしていたことでも知られる。
竹内義和【Takeuchi Yoshikazu】[人]
1955年和歌山出身。近畿大学中退後、イベント企画会社、出版プロデュースを経て、関西を拠点とするコラムニストとして活躍。北野誠、
板井昭浩と共にパーソナリティをつとめる人気深夜ラジオ番組『誠のサイキック青年団』では、その妄想とも思えるつんのめった邪推を惜しげもなく展開、関西リビドー青年群の兄貴的存在として一目置かれている。主著に「大映テレビの研究」「長靴を履いた猫の靴下」「制服少女の逆襲」「TV試聴上の御注意とお願い」「TVジャンキー」など。
嶽本野ばら【Takemoto Nobara】[人]
バラエティ・アーティスト、作家。京都府宇治市生まれ。大阪発のフリーペーパー『
花形文化通信』の編集にかかわり、1992年より1997年の休刊までエッセイを執筆、1998年『それいぬ−正しい乙女になるために』と題して単行本化。2000年小説集『ミシン』で作家デビュー。2001年には、小説『鱗姫』、エッセイ集『カフェー小品集』、小説『ツインズ』を発表。乙女のカリスマとして絶大な支持を受けている。
脱線3【Dassen 3】[グループ]
山本精一経営のライヴ・ハウス"ベアーズ"出身のラップ・チーム。MC BOOこと観城宣治、KING3LDKこと丹南文希、ROBO宙こと庄司光宏の3人組。スチャダラパーに影響を受けた情けない世界観を根底に関西人らしいお笑いテイストのあるラップで注目を集めた。
タマス&ポチス【Tamas & Pochis】[バンド]
1985年、元
アマリリス安田謙一を中心に結成されたパーティーバンド。この音楽性はモダンチョキチョキズに踏襲される。
ダム・タイプ【Dumb Type】[団体]
1984年、京都市立芸術大学の出身者を中心として、演劇、ダンス、映像、美術、音楽、デザイン、建築など異なる領域の出身者によって結成されたモダンアート・ユニット。日本のみならず海外での評価も高い。
誰がカバやねんロックンロ−ルショー【Daregakabayanen Rock'n'roll Show】[グループ]
1974年、松浦円一郎をリーダーに松浦3兄弟を中心に結成された滋賀県大津出身のロックンロールバンド。とことんエンターテイメントにこだわったライヴには評価が高く、その後の関西ロックの潮流を作りあげたバンドのひとつ。1980年には、石田長生のプロデュースの元で
磔磔で行われたライヴを収録したデビューアルバム『WAOO…』を発表。
ディーエフ【D'f】[バンド]
ジーザス&メリー・チェインの前座もつとめたロック・バンド。1984年、ディレクション・ファインダーズとして活動開始、1985年にD'fと改名。1987年12月にドラムスが斉藤邦実から三科武史に。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやバウハウス、エコー&ザ・バニーメンを彷彿とさせるネオ・サイケな作風で、大阪を中心に活躍。1988年の春に解散。関西圏の次世代に少なからず影響を与える。メンバーの阪井隆史は1988年に夭折したタガミ(田上佳介)の後継ベーシストとしてオフマスク00に参加、岩本圭介はウルフルケイスケとしてウルフルズを結成。
ディービーズ【dee-Bee's】[店]
京都の新京極の詩の小路ビル3階にあったカフェバー。1981年11月開店。1985年3月17日の「B-LAST-LIVE」を最後に閉店。毎週日曜日にライヴを開催、EP-4や少年ナイフ、のいづんずりなどが出演。当時
4-Dのメンバーであった成田忍、DJ・僧侶の山本常阿らがスタッフとして関わる。
ディラン【Dylan】[店]
1969年8月15日、大阪の難波元町に開店した喫茶店。大阪圏のミュージシャンや、演劇・美術関係者、学生運動家、ヒッピーなどの集い場として知られた。店員であったおおつかまさじ、常連客のながいよう、西岡恭蔵らを中心にザ・ディランとして活動、1972年4月10日に、おおつか、ながい、西岡の3人は、ザ・ディランUとして『きのうの思い出に別れを告げるんだもの』を発表している。
デタミネーションズ【Determinations】[バンド]
ブル・ザ・ドウグスを母体に1990年に結成されたオーセンティック・スカ・バンド。
デッセジェニー【Desse Jenny】[店]
難波グランド花月の地階にあった吉本興業経営のディスコ。
テント【Tent】[人]
関西カルト芸人の一人。1978年上岡龍太郎の一番弟子として入門、実家がテント商であったことから"大空テント"との芸名を授かる。1981年"大空テント・幸つくる"として漫才デビュー、1981年度のNHK上方漫才コンテスト優秀賞などを受賞するも、のちに解散、ピン芸人となり、"テント"に改名。人間パチンコ、クモの戦いなど独自の世界を追求。まさに永遠のカルト芸人である。また1990年7月には、
山本精一のプロデュースの元、モダンチョキチョキズやデタミネーションズのメンバーらが参加したシングル「わらびもち」をリリース、和製レアグルーヴとしてこちらもカルトな人気を持つ。
戸川昌士【Togawa Masashi】[人]
神戸が誇る古本・レコードコレクターのひとり。1999年春、会社を退職したことを契機とし、兵庫県神戸市中央区元町に自らのコレクションを元とした古本・中古レコード屋"ちんき堂"を開業。『猟盤日記』『すすめ!猟盤日記』『おマタ!猟盤日記』『助盤小僧』などの著作でも解せるように、B級ポルノ分野への愛情は格別に深く、このフィールドでの蒐集は他者の追随を許さない。
どんぶり5656【Donburi Gorogoro】[テレビ番組]
よみうりテレビで1984年3月まで放送された深夜番組。
中野裕之がディレクターとして、竹中直人らを出演させ、コント台本に中島らもを起用し、大阪のベタな笑いを払拭させたセンスでカルト的な支持を得た伝説の番組。


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