[Term-inal]
-渋谷系用語辞典-
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■仲真史[NAKA MASASHI] <人名>
ZESTの店員だった時代にインディ・レーベル"トランペット・トランペット・レコード"を始動。ファンジン『mary palm』も発行。レーベルは1992年頃よりリリースを開始、バッチ・ジャケットやThe Love Mushrooms、SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERの音源をリリース。93年にレーベルをエスカレーター・レコードに発展させ、スナップショット、ニール&イライザ、ユカリ・フレッシュなどの音源を精力的にリリースしている。また自らを中心とするエスカレーター・チーム名義でリミックス仕事も手がけている。
i■ネオGS <ムーブメント/ジャンル>
60年代のGSブームに思い入れの強い者たちにより80年代後半に形成されたムーブメント。シーンは新宿ACBや新宿JAMを中心に盛り上がり、そのムーブメントを構成するバンドのメンバーには多摩地区出身者が多く、その地区特有の風土がムーブメントに少なからず影響していたと思われる。1987年5月4日には、渋谷ライヴインにて開催された「GS天国'87」には、ファントム・ギフト、ヒッピー・ヒッピー・シェイクス、ストライクス、コレクターズらが出演、ネオGSというムーブメントにとってのマイルストーン的なイベントであった。同1987年7月12日には新宿ロフトにて「GS天国'87
vol.2」が開催、ファントム・ギフト、ワウワウ・ヒッピーズ、ザ・レッドカーテンらが出演した。1988年4月24日には九段会館にて「GSカーニバル'88」が開催、ファントム・ギフト、ヒッピー・ヒッピー・シェイクス、ストライクス、ワウワウ・ヒッピーズ、20ヒッツ、オリジナル・ラヴ、ザ・マディランプスらが出演した。ミント・サウンドより1987年4月15日にリリースされた『ATTACK
OF THE MUSHROOM PEOPLE』、SWICTより同1987年9月5日にリリースされた『IKASU!!
NEO GS!GO!GO!LIVE!』などがムーブメントを理解する上で重要なレコードであろう。
■ネオ渋谷系[NEO SHIBUYA-KEI] <ムーブメント/ジャンル>
ネオ渋谷系とは、"渋谷系"の存在を前提とするポップミュージックのことであり、その音楽性や姿勢が"渋谷系"の影響下にあることを確認されたアーティストに対し称されることが多い語。当初の"渋谷系"と同じくこの呼称に嫌悪感を示すアーティストも少なくはないが、00年代後期頃には"渋谷系"が自らのルーツであることに誇りを持ち、"ネオ渋谷系"を自称するアーティストも現れている。
関連→ネオ渋谷系インデックス / アキシブ系
/ フューチャーポップ